チンニング。懸垂とか、プルアップとか、呼び方はさまざまあるが、ここでは「チンニング」でいく。
在宅勤務が普及し、自宅で筋トレする人が増えた。私もジムを解約して、自宅筋トレに移行した。
自重トレ(プリズナー・トレーニング)なので器具は不要だけど、唯一、チンニングスタンドだけは購入した。
ここではそのチンニングスタンドを紹介し、その後に通販で買えるチンスタの選び方を紹介する。
安チンニングスタンドの品質はけっこうよかった
▼我が家のチンニングスタンド
アマゾンで購入。
これを選んだのは、 - 高さ調節の幅が広い - 耐荷重が150kgまで という特長から。
できるだけ高くしたかった。天井近くまで高くできるスタンドは意外に少ない。
各パーツの精度はけっこう良くて、穴の位置がおかしくてネジが入らない、ということはなかった。
体重80キロの私がチンニングするとそれなりにきしむけど。
塗装も溶接もしっかりしてる。購入後2年、私と妻が毎日のようにぶら下がり、チンニングしているけど、クラックもサビも無し。
弱点としては、握る横棒と、高さ調節の部分のネジが、緩みやすいこと。トレ前は必ずチェックする。
チンニングできなくてもチンニングスタンドがあったほうがいい理由
チンニングできるようになってからチンニングスタンドを買おう、と思ってると、チンニングの練習しないからいつまでたってもチンニングできない、というジレンマにおちいる。
チンニングできるようになるには、チンニングするのが近道。
ジャンプして横棒に飛びつき、トップポジションを維持する。肘を曲げ、広背筋を収縮させ、横棒から上にあごを出す。そこから少しずつ身体を下ろす。
ケガ防止のため、ボトムポジションでは、肩関節を伸ばしきらない。そうなる前に手を離して降りる。
これを、握力や広背筋の限界まで続ける。
私はチンニングできなかったけど、この方法で半年ぐらいで、スイスイとできるようになった。
次に、買うかどうか迷ったチンニングスタンドを紹介する。
おすすめのチンニングスタンド
アディダス パワータワー
チンニングスタンドの値段を決めるのは材料、つまり鉄の量だ。鉄を増やせば頑丈にがっしりと作れる。そして高くなる。
鉄を減らせば安くできるが、弱くなる。
このアディダスの「パワータワー」は重量39キロ。私が買ったスタンドは梱包状態で19キロで、段ボールなどの重量を引くと15キロほどだろう。
パワータワーは2.4倍の重さ。それだけ鉄が多い。
高さ調整の機構もないから、きしみも少ないはず。快適にチンニングできそう。
しかしアディダスのブランド料も乗っているのか、けっこう高い。
アイロテック チン&ディップスタンド
重量は39キロなので、頑丈だろう。高さ調整機構は無い。
チンニングとディップスを反対側でやる仕組みなので、スペースに余裕が必要。
そのかわり、チンニングの邪魔になるものがなく、自由度は高い。
その他の安チンニングスタンド
梱包重量が20キロ前後、値段が1万円前後のチンニングスタンドは、アマゾンで数多くヒットする。だいたい私が買ったのと同じようなスペック。
高くても、鉄をたくさん使った頑丈なチンニングスタンドにするのか。
安くて、鉄を少なくしたチンニングスタンドにするのか。
そして、天井の高さと、自分の身長とマッチしているか。
このあたりが、チンニングスタンド選びのコツ。