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日記

クリナップの最高級キッチン「セントロ」でリフォームしたらあまりにカッコよくなってうっとりしている

幅30センチの食洗機は交換も修理もできないからいっそのこと丸ごとリフォームしてやれ

我が家は築20年程度のマンション。あちこち傷んできた。特に水まわり。

キッチンには食洗機がついている。でも故障して動かない。昔にあった幅30センチのタイプ。もうどこのメーカーも作っていない。交換できない。部品が払底して修理もできない。

調べてみたら、改装して今の主流の45センチタイプへの入れ替えをやってくれる工務店もあるみたい。でも高くつきそう。いっそのこと、システムキッチンそのものをリフォームしたくなってきた。

キッチン天板後端の「垂直立ち上がり」が不要なのにみんなついている

いくつかのショールームを、妻と見学した。見積もりをとった。我が家の要望が最もかないそうな、クリナップに決めたのが、2021年の12月。

要望のうち、最重要なのがキッチン天板の高さ。妻も私も背が高いほうなので、現在より5センチ高くしたい。しかし、5センチ上げると問題が。

上の写真。天板の後端、木製のカウンターと接する部分が垂直に立ち上がっている(コーキングがカビで黒くて汚いですね……)んだけど、ここも5センチ上がることになる。すると木製カウンターの高さを超えてしまう。天板の裏側の裏打ち材(ベニヤ板!)が見えてしまう。それを隠すためになにかのプレートを貼り付ける。

カッコ悪……それはイヤだな……

「奥の垂直の立ち上がり」がないキッチンを、あちこちのショールームで探した。なぜか「壁付け型」のキッチン天板には、ほぼすべて「垂直立ち上がり」がついていた。ひとつだけ「それがないタイプ、ありますよ」と提案してくれたのが、クリナップだった。最上級クラスの「セントロ」にしか、それはない。ちょっとお高い。でもカッコいい。

ステンレスが好きだし提案力が高いからクリナップに決めた

クリナップはステンレスが得意。私はあの金属の輝きが好き。ちょっと奮発して、決めた。

工事は2月上旬。3日を要した。3日間、キッチンが使えないのはつらい。あらかじめ、食器洗いが少なくてすむように食事を作り置きし、お茶やコーヒーはアウトドア用のストーブで淹れるなどして乗り切った。

完成したキッチンはそれはもうカッコいい。ほれぼれする。キッチンでうっとりしている。

流しが広くなった。最高にいい。台をセットして作業スペースを広くすることもできる。

リフォームの失敗を防ぐために

水栓金具がひとつになったのもいい。

水道の冷水と温水、流し台下に設置したカートリッジ経由の浄水。この3系統の水を一つの水栓金具にまとめたい。簡単なことだと思ったけど「できません」という工務店が多かった。できますよ、と提案してくれたのも、クリナップだけだった。

とはいえ、クリナップの提案は当初はもっと高くてカッコ悪い水洗金具だった。これは我が家の浄水カートリッジの規格に合わせてくれたからなんだけど。そのカッコ悪さと高コストに納得いかず、カタログを調べまくった。すると、浄水カートリッジの規格を変えてしまえば、まあ納得いくぐらいのデザインとコストの水栓金具があるじゃないの、と。

こんなことは今回のリフォームで何度もあった。各メーカーや工務店には強みと弱みがある。それを背景に、営業マンあるいはウーマンの営業力がかけあわされ「提案力」となる。しかし、それを活かすか殺すかは、施主であるこちら次第だ。

現状のキッチンにどんな問題があって、どのように解決したいのか。明文化し、優先順位を付ける。メーカーや工務店からもらったカタログや資料は目を通す。興味が湧けば、面倒がらずショールームに行ってみよう。疑問があれば納得いくまで解答を求める。

地味でけっこうしんどい作業ではあるけど、高いお金をかけるんだし、今後20年ぐらいは付き合う設備なんだから、それぐらいはやって「理想のキッチン」を追い求めたったいいんじゃないか。

職人氏も驚くステンレス天板の秘密とは

施工が完了して、最後に清掃しているときに職人さんが驚きの声をあげた。軽く拭き掃除しただけで汚れがさっと落ちたので、びっくりしたそう。クリナップ営業ウーマンによると、セントロの天板には「美コート」という特殊コーティングがしてあって、油汚れも水拭きでさっと落ちるとのこと。

職人のオヤッさん「うちにもこれ売ってくれ」と笑ってました。

今回のリフォーム、最後までパナソニックが候補として残ってた。理由は、3つのガスコンロが横1列に並んだオプションがあること。あれカッコいいし、料理しやすそう、スペース効率も良さそう。

でもものすごく高いのよね……

このキッチンで唯一のデメリットは、レンジフードの高さ。ほんとはもっと高くなるはずだった。しかし、旧レンジフードを撤去してみたら床暖房のパイプがなぜかここを通っており、設計通りの施工は不可能だと判明。職人氏に細工してもらい、できる限り回避はしたものの、設計より数センチ低くなってしまった。

今回のリフォームは、その他にも細かいところで職人氏がいろいろな提案をしてくれて、満足度が高かった。良いリフォーム業者さんに当たってよかったです。

で、このフードの出っ張りがちょうど私の額ぐらいの高さ。それはもう何度も何度も頭をぶつけている。スキンヘッドだから「髪」というセンサーが無くて、ガンガンいってしまう。このカドにクッションを貼り付けたい、と妻に相談したら、

「えーダサくなるからイヤ。あなたの額にクッション貼り付けたら?」

と言われてしまいました。