福島県福島市飯坂町に、旧堀切邸はある。
江戸時代から続いた豪農・豪商の旧家。観光向けに整備されていて、なんと無料で見学できる。古い家屋フェチなので、この福島の旅での見学を楽しみにしていた。
1578(天正6)年、梅山太郎左衛門治善が若狭国から上飯坂村に移住し、開作したのが始まり。村を流れる赤川の氾濫を防ぐため、堀を切って赤川の流れを変えたことから「堀切」と呼ばれた。
天正年間の建築物はさすがに残っていないけど、この十間蔵は1775年に建てられたもの。平賀源内がエレキテルを作ってたころですね。ではワクワクしつつ中へ。
えっまさかのライトアップ中!? いや、普通の状態がよかった、かな……
せっかくなので、気を取り直して妻のポトレ撮影など。
主屋は火災によって明治14年に再建された。
清掃が行き届いていて清潔
主屋奥の蔵は江戸時代のものもある。
堀切家は、日本の近代を支えた政治家も排出した。堀切善兵衛は衆議院議長、駐イタリア大使を務めた。さすが明治の日本人、ええこと言うてはるわ……
意識が時空を超えそうになる。
庭に落ちてたりんごを見つめるひと。