ハゲなので頭を丸めています。スキンヘッド歴は20年ほど。
これまで頭を剃るのは電気シェーバーのみでしたが、両刃カミソリも使い始めました。
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美しいデザインの両刃ホルダー メルクールの334c
メルクールの334cという両刃ホルダー。箱に「ゾーリンゲン」と書いてあります。刃物関連でよく聞きますね。ドイツの都市で、刃物が名産らしいです。
ホルダー本体と、刃が一枚入っています。
クロムメッキの金属塊に心が躍る
手に持つと重いです。ドイツ製。クロームメッキ仕上げ。
高級感はそれほどでも。実用本位の道具、といった雰囲気です。
こういった金属製の小さなツールは、
なぜか男心をくすぐります。
ヘッド部のカーブは、一枚刃を安全に肌に当てるため。
両刃ホルダーにカミソリ刃をセットしよう
幼少のころ、これをよくみた記憶があります。
薄くて、しなります。
ホルダーハンドルの尻はノブとなっており、回すとこのように分割できます。
二つのパーツの間に、一枚刃の両刃カミソリをはさんで固定するわけです。
パーツを戻し、ノブを回して固定すれば、
刃のセットが完了。
二つのパーツにはさまって、刃が弧を描いてしなり、毛を剃るためにちょうどいい角度で固定されます。
安全のため、決まった角度でないと切れないようになっているのでしょう。
メルクール純正の替刃も同時に購入。10枚入りで1000円ほど。1枚100円の計算です。
安いのを探せば1枚30円程度でも見つかります。
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5枚刃の安全カミソリの替刃と比べると、安いですね。
イタリア製のイノシシ毛ブラシでシェービングを愉しむ
休日は、シェービングソープを泡立てて、両刃カミソリで頭とひげを剃ります。
シェービングソープをブラシで削りとり、ボウルで泡立てて、頭皮や顔に塗るのですが、ブラシが安物のせいか、なんだかきまりません。
そこで、PRORASOというブランドのちょっといいシェービングブラシを使ってみました。
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妻がクリスマスにプレゼントしてくれました。
包装が雑ですね。最近の中国製の方がよほどしっかりしています。包装だけは。
イタリア製。能書きもイタリア語です。
PRORASO(ポロラーソ)というブランド、イタリアではプロも使う道具だとか。
かたい毛と太いハンドルで作業しやすい
このブラシ、イノシシの毛です。
安物シェービングブラシは、ナイロン毛。高級なものはアナグマの毛。というのがシェービングブラシの定番です。イノシシ毛は、ちょっと珍しいです。
さわってみると、かたいです。アマゾンのレビューはすべて英語ですが、翻訳してみたらやはりみんな「硬い」と言っています。
左は、今まで使っていた安物のブラシ。
正直なところ、ハンドル部分は、安物のほうが高級感あるかも。
ポロラーソは一見、安っぽいです。
最初は太くて握りにくいな、という印象でしたが、ソープを削りとり、ボウルで泡立てるには、このぐらい太いほうが手首が疲れにくいです。
イノシシの硬い毛と、太いハンドルのおかげで、ソープを削り、泡だて、頭や顔に塗る、という動作がスムーズ。
気のせいではなく、できる泡までちがいます。きめ細かで、クリームのような泡が、立ち上がってきます。シェービングのテクニックが数段上がったように錯覚します。
耐久性が高くて抜け毛がない 獣臭いのが弱点
安物ブラシはシェービングのたびに毛が抜けます。
ポロラーソは、繰り返し使っているが、抜け毛は2本程度かな。イタリア製というと故障が多いイメージだが、そんなことはありませんでした。
欠点は、獣臭いこと。イノシシの臭いでしょうか。3回も使えば、洗い流されて消えるので、欠点というほどのこともないですね。
ドイツ製とイタリア製でそろえたシェービングの道具たち。
単なる作業だった「頭とひげを剃る」という行為が、愉しみの時間となりました。
クラシックシェービングの快楽を再び
ということでメルクールの両刃ホルダーと、ポロラーソのシェービングブラシのレビューでした。
両刃カミソリとホルダーは、複数枚刃の安全カミソリや電気シェーバーが登場する以前の、過去の遺物だと思っていたけど、まったくそんなことはなかったです。
たまに、学生のころに通っていた理髪店のことを思いだします。白髪でやせた老理髪師がシェービングしてくれたのですが、あれは至福の時間でした。
あれを自分で自分にできないものでしょうか。
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- 2019-07-18初出
- 2020-08-10改訂