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日記

21日後に桜が咲く

花はいい。咲いて散るからいい。派手に咲き、すぐに散る桜がいい。

花屋をのぞくと、桜の枝があったから買ってきた。42歳の冬に、住処に帰るためバイパスの歩道を歩いていると、風が吹いて寒いと感じた。それまでは真冬でも汗をかいていた。それから寒さに弱くなった。老いが始まった。春が待ち遠しくなった。

3月になると気温が高くなるのが楽しみ。2022年は、2月27日に気温が高くなった。千葉で15度。出かけた先の横浜では17度。千葉でも、3月5日には17度という予報だった。春が来るんだ。

かたまっていたものがゆるんで動き出す。重い布団も、分厚い衣類も不要だ。桜が何本か植わっている近所の公園では、桜祭りがあって、人々が集まる。祭りがない空き地でも、桜の下で飲み食いしている人がいる。私もする。この季節が好きだ。盆正月より楽しい。

しかし、疫病で過去2年は寂しい春だった。いつもの公園も、空き地も、桜が咲いているのに誰もいない。もったいない。今年はそろそろ盛り上がってもいいじゃないか。しかし桜祭りは中止らしい。

なんてもったいない。桜を楽しめる時間が、人生にあとどれくらいあるんだろう。せめて桜の枝を我が家に。27日ごろに開花らしい。あと21日。