2019年1月に、iMac 5kを購入した。1年使ってきたから、レビューを書いてみる。
画面が広大だから目に優しい メモリ40GBとSSDで快適
スペックは、当時の27インチモデルで最下位のもの。第7世代Core i5 8GB。標準のFusionドライブを、SSD512GBにカスタマイズした。メモリは自分で計40GBに増設した。
画面が広大で美しい。27インチ5kは強力。そろそろ老眼の年ごろなんだけど、文字を大きく表示しても情報量が減らない。目の疲れが減った。姿勢の悪化も防げる。
MacBook使ってたときは、15インチというノートブックとしては大型の画面でも、作業に集中すると、のぞきこむような姿勢になっていた。
処理速度はまったく問題ない。Safariとchromeでそれぞれタブを10ほど開き、Lightroomも起動しっぱなしで、Wordで契約書を編集し、Excelでデータを分析しても、何の問題もない。
SSDと、メモリ増設が正解だった。これで数万円アップするが、それで快適さを買えるなら喜んで買う。
余談だけど、妻が2015年に自分用のiMacを購入するとき、メモリを増やせ、FusionドライブはダメだからSSDにしろ、と口うるさくアドバイスしたが聞いてもらえず、吊るしの状態を選んだ。彼女は遅い、遅い、と口ぐせのようにボヤいていた。だからあれほど口うるさく言ったのに。後からは変えられないんだよ。
で、去年10月ごろに彼女はとうとうブチ切れて、
「いやこれおかしいやろ」
と訴えてくるので確認してみたら、文字変換だけでレインボーがクルクルして、変換候補さえ出てこない。
そこで、作業環境の改善にコストをかけるのはムダではない、数万円節約してこれでは意味がなかろう、と説教すると、彼女はウザそうにしていた。今では、私の出張用のMacBook Airを使っている。iMacよりスペックは低い。しかしSSDなので体感速度はFusionドライブよりも速い。
脱線したが、パソコンはメモリとSSDに最もカネをかけるべきだよな、と。
キーボードとマウスは評価できず
キーボードは自作のCorne Cherry Light、ポインティングデバイスはトラックボールを使っている。なので、iMac付属のキーボードとマウスは評価できない。
また余談。いずれ記事を書くけど、自作キーボードが快適すぎて、使い始めてまだ1ヶ月ちょっとなのに身体になじんでしまい、先日久しぶりにHHKBを使おうとしたらいやに窮屈で、過去25年も使ってきた配列もスルッと忘れてて、驚いた。
VESAマウントモデルってどう? ものすごく快適です
ところで、このiMacはVESAマウントモデルというタイプ。スタンドがなく、代わりに壁掛けやアームを取り付けるマウントが付いている。
私はエルゴトロンのアームでぶら下げている。快適だ。
妻が使っていたiMacを見ていると、トップヘビーで不安定だった。倒れてしまうほどではないが、姿勢を直して机に膝が当たって机が揺れると、iMacも揺れる。机の清掃時などは気を使う。
アームにぶら下げると、それがまったくない。
エルゴトロンは、延長ポールで高さを稼いでおり、スタンディングでiMacを使えるようにしている。これだけの重量物を安定して支え、少しの力で上下させることができるのはいい。
思い立ったら、スタンディングデスクに移行し、座りたくなったら座る。もっとも、最近は妻がスタンディングデスクにはまってしまい、キーボードを乗せる小机を奪われたので、もうひとつ買わないと。
小机を前下がりにすると腕が楽なことに気づいた。
天板の角度を変えられる小机は少ない。高さも自由がきくこのあたりが候補か。
作業環境にはおカネをかけよう 作業が速く完了すればすぐにペイする
ということで、iMac 5kを1年使ったのでレビューしてみた。全体的に、快適な作業環境のためにおカネかけてよかったな、と。
Macには上位モデルと下位モデルがある。モデル構成にもよるが、安い下位モデルをカスタマイズしてSSDとメモリにコストを投下するだけで、快適で長く使える。
机やキーボードを含めた作業環境を整備することで、さらに快適になる。そこまでこだわった作業環境で何やってるのかって?
取引先からの報告を見て請求データを作成したり、そこから請求書を作成したり、Wordで議事録や契約書を作ったり、Excelで数字を分析したりと、地味な作業が大半。しかし、だからこそ、快適な環境で集中してサクッと短時間で終わらせたい。
今後も、快適な作業環境のためにはコストをかけていきたい。妻にもそのように説教していく。あの人、次にMac買うときも絶対節約したがるはずだから……!
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