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日記

ジオラインを着たら快適だったのでレビューする

寒いのが苦手なので、モンベルの防寒アンダーウェア「ジオライン」のシャツとタイツをゲットしました。

もう2シーズン着てます。パーフェクトなアンダーウェアで、手放せません。冬の第2の皮膚です。

防寒アンダーウェアというとユニクロのヒートテックが人気なんだけど、ジオラインはその数倍のお値段。それに見合った価値はあるのでしょうか。

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ジオラインとはなにか 高性能素材で作ったアンダーウェアです

ジオラインとは、アウトドア用品メーカーのモンベルが開発した高性能素材の名称。さらに、ジオライン素材で作られたアンダーウェアそのものも「ジオライン」と呼びます。

ジオラインは生地の厚さが3種類。

ライトウェイト(薄手)はオールシーズン向け。

ミドルウェイト(中厚手)やエクスペディション(厚手)は、スノースポーツや登山向け。

寒くなりはじめた11月中旬、店頭で試着し、中厚手のラウンドネックシャツ(4,300円)とタイツ(4,200円)を購入しました。

冬のアウトドア仕事は寒くてツラい

私の仕事は、スーツやジャケパンにネクタイを締めてお客さんの工場に訪問し、屋内で打ち合わせし、現場でブツを確認したりします。

取引先の工場は海のそばや山の中の工業団地や富士山のふもととかにあります。こういうところは都会とは寒さのレベルが違います。強い風が吹いてて、しばらく屋外に立ってるだけで体温が下がり、体力が低下していきます。

下手すると体調を悪くすることも。風邪引いたりすると仕事に影響があるので、ウェアで対策しようと考えたのが、ジオラインを購入した動機でした。

汗冷えで体温を奪われるのがいちばんツラい

厚着していると、電車を乗り継ぐために早足で歩くだけで、汗をかきます。

訪問先の会議室がエアコンききすぎで汗をかくことも。

汗をかく、冷える、また汗をかく。汗を吸った衣類が冷気で冷えて、体温を奪われる。汗冷えですね。

冬登山みたいなエクストリームな状況では、汗冷えは体温低下を招き、命取りだそうで、それを防ぐための高機能なウェアが発達しています。ジオラインもそのひとつ。

当然、屋外で仕事するときにもこの高機能アンダーウェアは使えるわけで、ジオラインは山に登る人以外にも、防寒用途で人気が高いそう。

ジオラインの保温性能 生地に暖かい空気を保持する工夫

ジオラインは吸った汗を素早く乾かすので、汗冷えしません。

保温性能そのものも優れてます。

  1. 生地層に暖かい空気を保持するボックス構造
  2. 繊維に暖かい空気を保持するマイクロファイバー
  3. 特殊セラミックによる遠赤外線効果

といった特長があります。

一見、スケスケの薄い生地なんだけど、不思議なくらい暖かい。

ジオラインの快適性 汗はすぐ乾き 臭わず 静電気なし

化繊のアンダーシャツって、なんだかチクチクして肌触りが不快なんじゃないか、という心配があったけど、着てみるとまったくそんなことはなく。綿のシャツと変わりなし。

汗がすぐに乾くので綿より快適かも。

ストレッチ生地なので身体にフィットするが、締め付け感がなく快適です。

銀イオンによる制菌効果により、汗をかいて乾いても不思議なほど臭わない。1週間、毎日着用してみたが、まったく臭わない。まだまだいけそうだったがさすがに洗いました。

カーボン繊維が入ってて、静電気が起きにくいのもいい。

モンベルには「メリノウール」もあるけどどっちがいいの?

ところで、モンベルの店舗に行き、アンダーウェア売り場で必ず迷うのが、

「ジオライン以外にメリノウールというのもあるけどどうなの?」

ということ。

私も迷ったので店員さんに聞いてみました。

メリノウールはその名の通りウールで、ジオラインとは特長が違う。まとめると次のとおり。

  • 動く>止まる>動く……のような状況(登山やウィンタースポーツ)はジオラインがオススメ。汗冷えを防げるから。
  • じっとしてることが多い(魚釣りや野鳥観察)ならメリノウールがいい。保温力そのものはメリノウールのほうが高い。オフィスで座りっぱなしの冷え性の人にもこっちがいい。
  • 敏感肌で化繊がダメならメリノウールがいいかも。

などなど。

私も店頭でけっこう迷ったが、汗冷え対策が第一なのでジオラインを選んだ。

で、ジオラインがあんまりいいので予備を買いに行ったんだけどメリノウールも試してみたくなって一組買ってみた。

比較検証できたら、また記事書きます。

実際にジオラインを着てみてどうなの? ヒートテックと比較したメリットとデメリット

ジオラインを着はじめて1週間たちましたが、これはもう手放せない。

▲ジオライン着用の図

▲側面から

ユニクロのヒートテックと比較してみて、メリットとデメリットをまとめてみよう。

汗冷えしない

何度も書いてきたが、ジオラインは汗冷えしない。ヒートテックは汗冷えします。

ヒートテックも保温効果は高いだけに、エアコンききすぎな電車や会議室では汗をかきやすい。

電車に乗る>10分ほど早歩きする>室内で会議>また歩く……みたいな状況だと、ヒートテックは確実に汗冷えします。

ジオラインだと、汗で濡れた感触がなく、常に快適。保温効果も、ジオラインのほうが上かな。ジオラインは着た瞬間から暖かい。

締め付けない

ヒートテックにも色々な種類があってすべてがそうではないが、締め付けがきついものがあります。特にタイツはちょっときつめかな、と。

ジオラインは生地が柔らかく、大きく伸び縮みするので、締め付け感はほとんどありません。

臭わない

ジオラインは不思議なほど臭わない。

ヒートテックは、着用して汗かいて乾いて、……をくり返したら普通に臭う。

静電気がない

ヒートテック、静電気が怖い。ふとしたときにバチッと来る。

重ね着したり脱いだりするときはもうバリバリ静電気がきます。

ジオラインは静電気なし。

ジオラインのデメリットは高いことだが

比べてみたら、すべてにおいてヒートテックよりもジオラインが優れていたわけだけど、これは両者の価格からすれば当然のこと。

セール価格なら800円程度で入手できるヒートテック、コスパという観点からすれば悪くない。というかとても優れた防寒アンダーウェアです。

ジオラインのデメリットは価格が高いこと。シャツ1枚で4,300円。しかし、ここまでまとめてきたように、その性能からすると、それだけの価値はあるのではないでしょうか。

防寒アンダーウェア ジオラインのまとめ

寒暖の差が激しいと、汗冷えで体温が低下し、体力が奪われます。

これは冬登山だけでなく、エアコンの効きすぎた室内と寒い屋外を行き来する都市生活でもよくあること。

保温能力が高く、汗冷えも防げ、着心地もよく、静電気もないジオライン。

厳冬期を快適にすごしたいなら、この高機能なシャツとタイツに投資するのは悪くない。

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  • 2018-11-21初出
  • 2020-12-20改訂