成績最低のダメ営業マンだったこともある、カズナリ(@kenkonkenn)です。
突然なんだけど、「運」をつかみたくない? 運が良ければ、人生はうまくいく。営業成績も上がる。収入も上がる。彼女もできるかも。みんな、運をつかみたがっている。
メモ術が好きなのでこの本を読んだのだが、著者の話は「運をコントロールする」というところにまで発展し、おどろいた。スピリチュアルな話ではない。営業に、仕事に、大きな情熱を注いできた著者ならではの、仕事論だ。
伝説の営業マンのメモ術とは?
著者は学生時代に起業して1億円を稼ぎ、野村證券で伝説の営業マンと呼ばれた市村洋文氏。本書はその仕事の原点であるメモ術をまとめた本だ。
グムンドのブロックメモSに手で書くのが著者のメモのスタイル。
分離できるカードに手書きすることで、
- 思考を整理する
- 情報同士の化学反応でアイデアが生まれる
- 問題の解決策がひらめく
- 考えたことが現実になる
といった効果があるという。
運をつかむために4時半に起きてメモし6時に出社する
自分で決めたルーティンを守り続けることが、運をコントロールする重要な要素になるのです
上記は本書からの引用。最も大事なところなのではないか。
その著者のルーティンとは、4時半に起き、メモを書き、6時に出社するというもの。起きて真っ先にやることがメモ書きなのだ。
運を、誰もがつかみたがっている。
運にさえ恵まれれば、成功できるはず。幸運、ラッキー。あいつは運がよかったんだ。
「運」から連想されるイメージって、どんなだろう? 不確定で、いつ誰に降ってくるかわからない神の気まぐれ。努力とか積み重ねとかをすっ飛ばしていきなり成功できる、みたいな。
しかし、本当にそう?
己を律し、るやべきことを淡々とやり続け、ギリギリのところまで挑戦した者が、最後の一押しのようにして運をつかみ、その結果、成功するのではないか。著者は、そのためにメモするのだろう。
大きな運をつかみたい だったらルーティンを改善してみよう
4時半に起きて手書きメモに魂を込めるというのは、凡人にできることではない。異能の人のルーティンだ。だからこその成功ではないか。
ふりかえれば私も、会社辞めて起業してから、6時に起床してノートを書くルーティンを3年ぐらい続けてきた。ホントに運が良かった、つくづく運が良かった、ということが多々あるのだが、それも凡人なりに自分で決めたルーティンを守ってきたからなのかも。
ならばルーティンをより洗練し、磨きをかけ、継続すれば、さらに大きな運をつかめるのだろうか。つかみたいよなー。やってみようかなー。なんだか修行僧のようになってきたが。
昼メシは座って食べるな
市村氏の本は「昼メシは座って食べるな!」も読んだ。ダメ営業マンだった私は、著者の真摯な営業への取り組みに胸を打たれ、己のダメ営業っぷりを恥じたっけ。
「1億稼ぐ人の超メモ術」にせよ「昼メシは座って食べるな」にせよ、根性論であり、精神論であり、ブラックな仕事っぷりではあるのだが、社会に出たなら著者のように仕事にのめりむような時期があっていいよね。