起業したらオフィスを借りてはいけない

起業したい。法人を設立してひとり社長か、あるいは個人事業主でフリーランスか。いずれにせよ、まず考えるのは、事業の拠点をどこにするか、だろう。

オフィスを借りるか、自宅で仕事するか。

私は起業して5期目なんだけど、自宅で仕事派。ビジネスにおいて最も大事なリソース、時間とおカネを節約するため。

なぜオフィスを借りたいの? カッコつけたい 公私を分けたい

オフィスを借りたい理由って、なんだろう。

せっかく起業したんだからカッコつけたい。自分だけのオフィスが欲しい。

お客さんを招いて商談したい。

自宅で仕事するのはつらい。仕事とプライベートを分けたい。

時間を管理したい。出勤退勤で、気分を切り替えたい。

レンタルオフィスで起業の同志が見つかるかも。

こんなところだろうか。

カッコつけるのにいくら払う? 戦うための弾をムダ撃ちするな

まず、お客さんを招いて商談する必要があるからオフィスが必要だ、というケース。そのお客さんによって、オフィスの家賃をまかなってなお利益が出る、というならオフィスを借りるべきだが、起業当初からそれだけのお客がつくというのはレアなケースじゃないか。

起業前にあなたが想定した利益は、半分も実現しない。とらぬタヌキの皮算用というやつ。戦うための実弾「おカネ」は、できる限りストックしておきたい。思わぬ出費が、必ずあるから。

起業家の特権「自由な時間」を出勤に使うというムダ

時間の節約、ということからも、自宅=オフィスがいい。営業のために外出する際は別だが、起床したら最低限の身支度を整え、すぐに仕事にかかることができる。

オフィスを自宅以外に借りると、外出のための身支度をして、持ち物を用意して、出勤するための時間がいる。退勤もしかり。

起業して、せっかく自由になったのに、また会社員時代と同じく、出勤退勤で時間を消費するのはもったいなくないか。

出勤退勤で仕事したつもり? 会社員時代の悪いクセ

時間管理のため、仕事とプライベートを分けるために出勤退勤したい、という考えもある。特に、起業した当初は自分がなにをやっているのかわからなくなり、暗闇でもがいているようで、つらい。

出勤退勤で、そこにメリハリをつけたいというのはよくわかる。しかし、出勤退勤で仕事したような気分になるのは、会社員時代の悪いクセなんじゃないか。

起業したからにはその事業はあなただけのもので、お客さんへの責任がある。暗闇でもがくことで、つらい時間が続くけど、そのうち慣れる。慣れたころには起業家としての時間管理のスジが一本、あなたに通っているはず。

レンタルオフィスで同志と出会い? 孤独と向き合ってこそ起業家だ

安いレンタルオフィスが増えてて、起業したばかりのひとり社長やフリーランスにも利用しやすい。同じような立場の起業家が集まっているから、仲間ができるかも。

ちょっとまって。よく考えてみよう。起業したのはなぜだっけ。

事業とは、お客さんの役に立って、利益をいただくことで継続する。そこを追求するのは、孤独だ。その孤独がつらいから仲間が欲しいというのは本末転倒で、逃げなんじゃないか。

孤独と向き合い、その苦さを味わう。起業して、ひとりでやっていくとは、そういうことなんじゃないか。

まとめ

というわけで、起業したら自宅をオフィスにしよう。

自由な時間を有効に。

限りある資金を節約して。

オフィスにいることで仕事している気分になるのは危険だよ。孤独と向き合い、どこでも起業家として仕事と向き合う時間管理のスジを、自分の中に通そう。

ここに書いたことは、起業当初に私が悩んだこと。これから起業したくて、同じことに悩んでいる人の役に立てばうれしい。

なお、アイキャッチは自宅兼弊社オフィス。

この記事を書いた人

カズナリ

カズナリ

雑記ブログ「カズログ」の中の人。1971年生まれ。180cm80kg。ブロガー/ひとり社長。ツイッターで捕まえた年が半分の嫁が自慢。好きなことは家族/会社経営/作文/筋トレ/写真/ノート術。