起業はひとりでやれば成功する 決断と失敗と改善を高速で繰り返せ

起業して4年が経った。ここまで生き残ることができた要因はいくつかあるんだけど、その根本はひとつ。ひとりで起業したことだ。知人友人と共同で起業しても、うまくいかなかっただろう。

私は起業してからずっとひとり社長。ひとりは孤独だが、あらゆることが速くていい。今後、私の会社にメンバーが増えるとしても、意思決定に関わる経営者は私ひとりでいい。

友人知人と力を合わせて起業したい、という人は多いんだけど、それは失敗の元だ。それだけはやめておいたほうがいい。

なぜか?

起業とはつまり決断すること

起業は怖い。会社を辞めて、定期的な収入を失うのが怖い。銀行からの信用を失うのが怖い。社会保障が弱くなるのが怖い。しかし一番怖いのが「決断」。決断によってリスクを背負うのが怖い。

起業して法人を設立すると実感するが、あらゆることが決断だ。資本金をいくらにするのか。社名をどうするのか。本店の住所をどこにするのか。

やっと法人が設立できたら、何を売るのか、いくらで売るのかを決断する。新しいビジネスに、どれだけリソースを割くのか決断する。うまくいかなかった商売は、いつどうやって損切りするのか決断する。朝から晩まで決断の連続だ。

複数人で起業すると決断が鈍る

決断は苦しい。思わずグーグルで検索したくもなる。しかしあなたがどんなビジネスをすればいいのかという情報は、ネットにはない。孤独の中で腹をくくって、覚悟を決めて、ひとつひとつ、しかし素早く決断するしかない。

複数人で起業すると決断が鈍る。私ひとりで決めることはできないから彼に相談しよう。彼に決めてもらえばいい。……そうか彼も決断は避けたいのか。しかたないから私が決めようか。でもひとりで責任を負えないから文書にして彼にハンコもらっておくとしようか。

こんなことしてると、ひとりで起業している競合他社にスピードで負ける。経営者が二人いるなら事業のスピードは2倍でなければならないのに、2分の1以下になってしまう。

人間は決断を嫌うが 決断すればチャンスをつかめる

人間は本能的に決断を嫌う。はるかな古代、決断を間違えば簡単に命を落とす時代を、私たちの祖先は生き延びてきたから。間違った決断で命を落とすぐらいなら、決断を先延ばしにしたほうが、まだよかった。

しかし現代。起業において、決断が失敗だったとしても、命を失うことはない。リスクを背負えば胃は痛むが、死にはしない。そして、決断が失敗し続けることはない。決めて、実行すれば、いつか「当たり」を引く。チャンスをつかめる。

高速で決断する。当然失敗もする。失敗にどう対処するかも、高速で決断する。ひとりだと、失敗がまだ小さいうちに失敗だと認識できるから、すぐに対処できる。小さな失敗を数多く重ねる。改善する。小さな「当たり」もいくつか引ける。そうやって経営者は成長し、ビジネスも拡大していく。

今、思い起こせば、私はサラリーマンやってるときは、ずいぶんとぼんやりしたおじさんで、チャンスをつかみにいく覚悟さえなかった。しかし会社やめて、小さな決断と、小さな失敗と、小さな改善を高速で繰り返していたら、いつの間にかずいぶんと自分が変わった気がする。

中年の男だって、手遅れではない。自分をひとりに追い込めば、少しは叩き直すこともできる。

決断と失敗と改善を繰り返せ

ということで、なぜ友人知人と起業してはいけないか、を書いてみた。

企業は決断の連続だ。

速く決断しなければ、チャンスは逃げていく。経営者が複数いると、決断が鈍る。ひとりなら、決断は速い。

高速で決断すれば、失敗も増えるが、チャンスも増える。そのためにはひとりがいい。起業が成功する確率が高くなっていく。

この記事を書いた人

カズナリ

カズナリ

雑記ブログ「カズログ」の中の人。1971年生まれ。180cm80kg。ブロガー/ひとり社長。ツイッターで捕まえた年が半分の嫁が自慢。好きなことは家族/会社経営/作文/筋トレ/写真/ノート術。