「老後に2,000万円必要」が撤回されたけどみんな60歳で定年して90歳まで年金でタダ飯食べたいの?

夫が65歳、妻が60歳の無職世帯が95歳まで生きるには2000万円の資産が必要だとした金融庁の報告書が炎上し、麻生金融相が「受け取らない」と述べた。

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これだけ燃え上がってしまうと、火傷するから受け取れない。しかしこの金融庁の報告書、なにも間違ってないよね。みんな、60歳で定年退職して90歳まで年金でタダ飯食べたい? 私はそんな人生は遠慮したいが。

5万円×12ヶ月×30年=1,800万円

60代の夫婦が約30年間、無職で生きる。年金がきちんと支給されても、毎月5万円不足する。5万円×12で1年間で60万円。60万円×30年=1,800万円となる。小学生でも理解できる計算だ。

約2,000万円という数字が独り歩きしてしまい、年金制度への不信感と合わせて燃え上がってしまったのだろうが、これではせっかくきちんと仕事した金融庁の官僚たちも浮かばれず、今後はフワッとした口当たりのいい報告しかしなくなる。役人が仕事しないのは、彼らが無能だからではない。

寿命が延びたから社会システムも見直さなないと

そもそも、老後の30年間を、何もせず、無職で生存できると考えるほうがおかしい。年金のシステムは、老後が30年間もあることを想定していなかった。

こんなに寿命が延びたのに、社会システムを変えずに解決を先送りし続けたのが問題であり、金融庁の報告はそこに目を向けるチャンスでもあったはずだが、臭いものにフタをし、また先送り。

30年間タダ飯を食べたいって異常じゃない?

システムを変える、とはどういうことか。30年のタダ飯が夢ならば、働く時間を長くするしかない。60歳で定年して年金で90歳までタダ飯を食い続ける、というのはやはりおかしいわけで。

そのためには定年とか、社会保障とか、税制まで踏み込んでズバッと見直しするのが必要だが、それやろうとすると選挙で落とされるので政治家は誰もそこをいじれなかった。今回もまたいじれないようだ。

この記事を書いた人

カズナリ

カズナリ

雑記ブログ「カズログ」の中の人。1971年生まれ。180cm80kg。ブロガー/ひとり社長。ツイッターで捕まえた年が半分の嫁が自慢。好きなことは家族/会社経営/作文/筋トレ/写真/ノート術。