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日記

夏の終わりに国府津を散歩する

たまに国府津を訪れる用件がある。駅を降りると海が近く、風景が明るいから、歩きたくなる。

国府の津があるから「国府津」

▲国府津駅

国府津は「こうづ」と読む。かつてこのあたりに相模国府の港(津)があった。国府の津、ということで国府津と呼ばれるようになった。

▲地下を潜って改札へ

東海道本線の古い駅。駅舎は大きく、ホームは長い。

かつては避暑地として栄えた

▲駅前交差点

駅を降りると9月初旬の太陽が照り付けていたが、東海道の明るさに誘われ、歩いてみることにした。

▲駅前の旅館跡

国府津駅前には旅館の跡地が。ググってみると、2010年代前半ごろまでは営業していたらしい。

▲東海道沿いのようす

東海道沿いの歴史をたどる

▲いい感じの家屋

駅前を通るのは国道1号、東海道。明治から昭和にかけて町は栄え、料亭、旅館が連なっていた。

そういえば、ここから2駅先の小田原駅のまわりもそんな感じだったと、地元のおっちゃんから聞いたことがあったっけ。

▲蔵か

戦前は避暑地として政財界人の別荘が置かれ、文人もよく訪れた。今では商店は衰えてしまったが、道を歩けば興味をそそられる建造物が見え隠れする。

裏通りには歴史が残っていそうだ。

▲気になるうなぎ屋さん

美味いんだろうなここ。

▲ダジャレを店名に

うーん。

▲BMWのディーラーが撤退

歴史のある地方都市をよく歩く。かつての賑わいがうかがえ、しかし衰退していく過程にある。どこもそう。

戦後の経済復興って、結局は地方から富をかき集めただけなんじゃないか。