2020年8月末に、アマゾンから一通のメールがきた。SynologyのNASから、Cloud SyncによるAmazon Driveへの写真の保管ができなくなるよ、と。
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▲DS218j後継モデルのDS220j
写真のバックアップに最適なamazonプライムフォト
AmazonプライムフォトはAmazonプライム会員の特典のひとつ。写真ファイルに限り無制限で、アマゾンのクラウド「Amazon Drive」に保管できるというもの。rawファイルも可だからありがたい。写真データが多い人には、これだけでAmazonプライムに課金する価値がある。
さらに。SynologyのNASを使っているなら、「Cloud Sync」というアプリによって、NASにある写真ファイルを、自動的にAmazonプライムフォトにバックアップできるのが、異常に便利だった。何も意識せず、いつの間にやらバックアップされている、という理想的なバックアップ環境だった。
システムの隙をついた抜け道的な匂いさえあったから、終わってしまうのも仕方がないか。しかし、Amazonプライムフォトが写真データのバックアップ先として有効なことに変わりはない。別手段でアップロードしていこう。
MacからAmazonプライムフォトにアップロードする
アマゾンからのメールによれば、Cloud Syncが使えなくなるのは11月1日から。代替え手段として、Macにアプリをインストールするか、ウェブで手作業でアップロードしてね、とのこと。
MacにAmazonフォトアプリをインストールすれば、Macが起動していれば自動的にデータをアップロードしてくれるようだ。やってみよう。
インストールして起動すれば、ブラウザの情報を拾ったのかすでにログイン済み。Macのピクチャフォルダを認識し、勝手に写真データのアップロードを開始してくれる。NASの写真フォルダは後で指定しておこう。
これでも十分便利だな、と思いきや。
しばらくたって経過を確認してみると、エラーでアプリが停止している。設定を見直しても、再起動してみても、回復せず。
しばらく様子を見てみるが、Cloud Syncではこんなことなかった。NASのアプリのほうが出来がいい、というのもいかがなものか。