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日記

船橋の郊外は異界につながっている

誕生日に妻がお祝いしてくれるというので、レストランへ向かいました。人気の店なんだけど交通の便が悪く、最寄りの駅からでも30分ほど歩くようです。妻も私も歩くのが好きなので、そこは問題ありません。

歩くだけで楽しい船橋の郊外

船橋に引っ越して4年半ですが、せせこましい関西と比べて、土地が広いことに今でもおどろきます。見渡す限り住宅。歩いても歩いても住宅。こんな土地の使い方、関西ではしない、というかできませんね。土地が無いから。

いっぽうで、土地があるから無計画に町を作ってしまったんじゃないか、という気もします。

人と車は多いのに広い道路が少なくて、渋滞は慢性的です。

古い家屋は放棄され、若い世代は郊外に造成した新築に住む。

船橋に限ったことではなく、全国どこでもそうですが。

それにしても、古い家屋は見応えある。

街並みも、ちょっと理解しがたい構造の道とかあって、なぜそんなことになったのか想像してみるのが楽しいのです。

町が途切れて現実感が薄れていく

唐突に、ぶった斬られるようにして町が途切れ、荒野となります。

なんというかこう、雑ですよね……

ああ、何しに来たんだっけ……

ここどこ? 現実感が薄れてきました。

道ばたの資材置き場の鋼板。どこからかリサイクルしたのか。なぜ上下逆なのか。雑すぎないか。

イラストが怖い。

無人の事務所にネコの群れ

野良猫の一群が日光浴していました。遊んでいかざるを得ない。

完全な原野ではなく、ダンプ置き場や何かの事業所があったりして、しかし無人でネコだけいるので終末感さえ漂います。

3本足の野良犬と老人

川が流れ、

とうとう野良犬まで現れました。けっこう大きい。ここ通らないとレストランに行けないんですけど。大丈夫かな。

すると、仙人のようなおじいさんが突然現れ、

 大丈夫だよこいつらおとなしいから、といいつつ二匹と遊び始めました。

茶色君、立ち上がると前脚が一本だけでした。器用に歩いてたけど。

市街からちょっと歩くだけで異世界に迷い込んだようなこのトリップ感が楽しく、散歩がやめられません。