2018年9月5日、妻が25歳の誕生日を迎えた。
ちなみに、私はその2日前の9月3日が誕生日で47歳となった。
妻の誕生日記念に町のちょっといいフレンチレストランで食事した。
ビストロマロンでフレンチの技巧に驚愕する
訪れたのは、新京成線の高根公団駅近くのフレンチレストラン「ビストロマロン」。

乾杯。

アミューズ。手の込んだ3品が並ぶ。

前菜その1。魚のサラダ。ひさしぶりにうまい魚を口にした。

前菜その2。フォアグラとイチジクのキャラメリゼ。複雑玄妙でありながら、精緻に計算されたフレンチの世界に包みこまれる。

メインディッシュ魚。ブイヤベース。この日、最も驚愕した一皿。
焼いたイカと魚が並んだ皿が供され、後からブイヤベースが注がれる。店員さんによれば魚の骨を何度も裏ごしして作るとのこと。
魚の臭みはまったくなく、しかし濃厚にうま味が凝縮され、ひとくちすすれば舌に海の幸がひろがる。
イカと魚の焼き加減も見事。どうやったらこんなに皮パリパリ、身はフワフワになるんだろう。

メインディッシュ肉。牛ホホ肉の赤ワイン煮トリュフのせ。
フォークでつつけば肉の繊維がほろほろと崩れ、噛むほどに牛肉のうま味がしみ出す。

デザート。クリームチーズと梨のシャーベット。
チーズと梨でこうなるのか。幸せ……
大切な人と話そう

帰宅して妻と会話。
歳のはなれた彼女との会話は、時として中年から若者への説教となってしまう。
この晩は「失敗しろ」と話しした。とても説教くさい。
妻は、行動して失敗するのが怖い、と。
失敗のなにが怖いのか。起業してなんとか3年生き延びてきた私にはよくわかる。
金と時間をかけて積み上げてきたことが、失敗するとゼロとなるのだ。これは怖い。
しかし失敗だけではない。けっこうな確率で「当たり」もある。何度か失敗するうちに、必ず「当たり」をつかむ時が来る。