「メモの魔力」を読んだ。
なぜ、私のメモは役に立たないの? どうすれば役に立つ?
熱狂したらメモを取らざるを得ない
著者の魅力もあいまって、熱量が高く、一気に読める本。
▼リンク先の記事に、この本の重要なところがまとまっている。
リンク先を読んでみて、面白そうなら本を買ってもいいかも。
著者はメモを取ることに執念を持っている。
自分の心に引っかかった事実(ファクト)をなんでもメモし、それを抽象化し、なんらかの行動にまで転用する。
著者は熱狂しろ、オタクであれ、と呼びかける。そこに独自の視点がプラスされれば、それは社会に新たな価値を提供できる。ビジネスとなる。
最も重要なこと。メモのスキルとか、フォーマットではない。
なぜそこまでメモるのか、という執念。エネルギーが大事だ。
狂うほどにやりたいこと、好きなことがあれば、メモせざるを得ない。
というかこの本を手に取る前に、もうメモしまくってるはずじゃない? でも、そんなに熱狂がない普通の人はどうすればいいんだろう。
普通の人がメモの魔力を得たいなら
着想をメモする、ということは普段からやっている。アイデアマラソン。
その先。ファクトを抽象化し、行動にまで転用する、ということやろうとしたが、時間を食う。疲れる。やってられん。
考えて、行動してこそメモが生き、魔力ともいえる力を生み出す、はず。しかし執念も熱狂もない、普通の人である私にはいきなりその境地はムリ。
でもこの抽象化と転用、なにかに似てるな。4行日記かな。
まず「事実」を書く。そこから「発見」し、「教訓」を得て、まだできていないけどこうありたいことを「宣言」するのが4行日記。
これもう何年もやってる。効果あり。大げさだけど人生変わった感がある。
普段からアイデアマラソンでファクトをメモする習慣はあるから、それを4行日記的に展開し、抽象化と転用まで持っていく、ということはやれそうだ。
まずは1日に1件だけでも、習慣化してみようかな。
いきなり著者のレベルのメモは不可能でも、まずはファクトだけでもなんでもメモする。4行日記で1日に1回だけでもファクトから思考を展開する訓練をする。
これを習慣とすれば、メモのレベルはアップするんじゃないか。
前田氏の手帳術も知りたい
ところで、いろいろなメディアで著者が使っているツールが紹介されている。
メインのノートはモレスキンのXLサイズ、サブの小さなノートがロルバーン。
そして、フランクリンプランナーもお使いのようだ。
フランクリンプランナーはメモ用途には使っていないよう。フランクリンに限らず、リング式のバインダーってやっぱり記入しにくいんだろう。
それでも、メモ以外の用途にわざわざフランクリンプランナーを使っているのが興味深い。本書でも、先のリンク先はじめとするメディアでも、その概要は著者が述べているんだけど、そっちも面白そうなので本書いてくれないかな……