システム手帳という、限りなくめんどくさいツールを愛用している。なぜこんな古くさい道具を? 自由のため。そして、おカネを生み、夢を叶えてくれるから。
自由になりたい でも野垂れ死にはイヤ

40歳を超えて、自分にとって最も大事なことが「自由」だと気づき、会社辞めて自由になった。
ひとり社長だから上司はおらず、誰も自分を叱ってくれない。何してもいい。自由だ。しかし、真の自由とはダラダラと過ごすことではなくて、自分で自分を管理することだと気付いた。
自由とは、憧れはしても、いざ手にすると扱いが難しい。もてあます。
起業して5期目なんだけど、やっとのことで自由を飼いならせてきたか。会社員時代の自分が驚くほど、ガチガチのルーチンタスクを繰り返す毎日を送っている。しかし、限りない自由を満喫している。
そのために欠かせないツールが、システム手帳だ。
こんなことを紙で管理している 長期目標 1日の行動 日々の思いつき

具体的に、紙の手帳で管理しているのは次のようなこと。
- 価値観 フランクリンプランラナー的に。
- 長期目標 今年49歳。80歳まで生きるとしてあと31年ある。長期目標でもないとヒマだろう。
- 読書メモ 感銘を受けた本の抜き書き。ここまでの3つは毎朝読み返している。
- 1日の管理 バイブルサイズ1枚で1日を管理している。天気と気温。摂取カロリー。体重。4行日記。絶対に今日やるタスク。行動量。
- メモ 発想。発生したタスク。覚えておきたいこと。まずここに書く。
こんなところ。これらはスマホで管理しているものもあるが、それぞれの情報が独立しているとわかりづらい。バイブルサイズの大きさに、欲しい情報を過不足なく記録していくのが理想だ。
だから、体重やカロリーなどはiPhoneでいったん記録し、数字を転記している。
自己管理=夢をかなえる=おカネを生む手帳

会社員なら、組織に属していれば定期的に口座にカネが振り込まれる。
しかし、自由と引き換えに、その身分は捨てた。自由とは、野垂れ死にする自由と紙一重。どんな行動をするのも自由だが、野垂れ死にしたくないので利益を生む行動を積み重ねるしかない。
儲かりそう。カネになりそう。やってみるか。手帳に書いて、実行できる具体的なタスクにまで分割する。行動する。9割は失敗する。経費が消えていく。凹むけど、手帳を見返すと勇気が湧く。
そして、9割が失敗するということは、1割は成功するということ。それで生き残ってきた。
おそらく、優秀な人は、こういったことを、頭の中で処理するだけで、当たり前にできてしまうんだろう。
優秀でない私は、紙に書く。書かないと、自分がどこにいるかさっぱりわからなくて、迷って、動けなくなる。
自己管理は、夢を叶えるため。そのためには、生々しいが、おカネを稼ぐことだ。ということで、私の手帳はカネを生む手帳、ということになる。