
アシュフォードのバイブルサイズのシステム手帳バインダー、レクタングルを購入した。
角ばったシルエットに、コーナー金具。一見、素っ気ない事務用品のような見た目だ。
しかし実は良質なレザーを国内で仕上げた、贅沢なバインダー。このコントラストがしゃれてはいないか。
薄型 180度オープン ポケットほぼ無し 近年の流行が全部入り

購入したレクタングルはリング径11ミリ、バイブルサイズだ。他にA5やMicro5も存在する。
イタリアのタンナーで作られた牛革(キップ)を、国内で仕上げた製品。メーカーのアシュフォードが力を入れている「スクエアバック」が特徴だ。
これにより180度開きやすい。ポケット類はほとんどなく、薄型と、バインダーの流行をすべて取り入れている。
「レクタングル」とは長方形という意味。スクエアバックと、4隅のコーナー金具が文字通り長方形のシルエットを強調する。
一見、安価な事務用品のようでありながら、実は高品質なレザーを使った、日本製の手の込んだバインダーだというのがしゃれている。
大人の男に似合うブラック×シルバーを選ぶ

コバはヘリ返しで、上品な雰囲気だが、長期間の使用による擦り切れが心配ではある。特にスクエアバックのカド。カバンに入れたり、手で持ったり、使うたびにこの部分には負荷がかかるはず。
端正な長方形に、黒と銀の組み合わせが格好よい。机に置いているだけで、雰囲気が引き締まる。
ワインのレザーとローズゴールドの金具の「レクタングルオルター」というバインダーもあり、これも格好よいのだが、50歳近い男には黒銀が似合うかな、と。
オルターはリング径15ミリと、少し大きいのも、私の用途には適さなかった。
管理と発想 11ミリと20ミリバインダーの使い分け

バインダーはすでにリング径20ミリのルッソを使っている。バイブルサイズのリフィルを情報カードとして使おうとしていて、この試みがうまくいき、カードが増えている。
リフィルを情報カードとして使うと、ひんぱんにバインダーから外したり、またバインドしたり。すると、長期目標(熊谷手帳やフランクリンプランナーを参考にしている)、1日管理、体重や生活リズムなどが参照しにくくなる。
このため、管理用の手帳と、発想用の手帳を、分けてみたくなった。リング径11ミリという薄型にしたのは、管理手帳は持ち歩く機会が多いこと、収納するリフィルからするとそれで十分だから。
プロッターは背の金具が机にあたるのが気になる

リング径11ミリという薄型のバインダーなら、独自の世界観を構築しているプロッターもある。
レクタングルとプロッター、どちらにするかは相当に迷った。
レクタングルを選んだのは、プロッターの以下のようなネガな部分が気になったから。
背の金具が机に当たる
プロッターと同じ構造のルフトを以前に使っていてストレスになったのが、背の金具。机に傷がつきそうで心配だ。置いたまま書き込むと、コツコツと当たって、それもストレスになる。
レクタングルのコーナー金具も机にあたるが、当たり具合はソフトで、気にはならない。
一枚革なので雰囲気がカジュアル
一枚革に金具を取り付けただけのプロッターはカジュアルな雰囲気だ。
いっぽう、金具を隠し、ヘリ返し処理したレクタングルはフォーマル。今回は、フォーマルなレクタングルが気に入った。
薄くてフォーマルなシステム手帳バインダー レクタングルまとめ

レクタングルがどんなバインダーか、どう使っていくのか。まとめてみた。
長期目標、1日管理、体重や生活リズム管理に、いつでも参照できる管理手帳として使う。
良質な革の手触りが心地よく、スクエアバック周辺の耐久性が気にはなるが、それも含めて今後、どのようなエイジングをするか、楽しみに使っていきたい。