PITAKAというメーカーのiPhoneXケース「Magcase」を買ってみたら素晴らしかった。アラミド繊維という素材でできているのだが、薄く、軽く、硬く、手触りがいい。このケースを装着しているだけで、iPhoneXが生まれ変わったような気分になる。
ここでは、PITAKAのMagcaseを紹介し、さらにスマホの落下を防いで操作性をアップする「NINJA LOOP」(ニンジャループ)も自作してみる。数百円と10分ほどの作業で、スマホの落下を防止でき、大型のスマホも片手でスイスイ操作できるようになる。
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PITAKAのMagcaseを開封する
ちょっと高いケースなので、パッケージも高級感がある。
防弾素材ですよ、と書いてある。アラミド繊維が防弾チョッキにも使われているというだけで、このケース自体が防弾なのかはちょっとわからない。
フタを開けたところ。
入ってるもの。左からカバー本体、画面保護ガラス、サンキューメッセージ。
iPhoneXにアラミド繊維カバーを装着してみる
カバーを手に取ると、プラや金属とは異質の素材感に気づく。
繊維が重なった凹凸がカーボンのようでもあるが、少ししっとりとしている。
このカバー、厚さ0.65mm、重量14g。薄く軽いが、手に持って力を込めてもプラ製カバーのようにたわむことがほとんどない。
車載マウントシステムのための鉄板を内蔵しているらしいが、まったく気にならない。
iPhoneXに装着した。工作精度は高い。すでに貼っていた画面保護ガラスフィルムとの干渉もなかった。
アラミド繊維カバーを装着したiPhoneXのようす
唯一残念なのはカメラまわりか。レンズ部周囲の白い部分がのぞいてしまっている。
レンズまわりをギリギリまで攻めてくれれば、完璧だったのだが。
下部はガバッと開いている。
上部はこう。
側部、電源ボタン側。
ボタン周辺が汚れているように見えるんだけど、傷とくもりでこうなってしまう。
側部、ボリュームボタン側。
写真でわかるように、開いているところが大きいので、スイッチまわりや上下部は保護できない。上面なんかは何もないのでこんなに大きく開口する必要はなさそうだが。これはおそらくアラミド繊維の剛性が高すぎて、開口を大きくしないとiPhoneXを装着できないのだろう。
実際、装着後にいったん外そうとしたら、硬くてほとんどしならないので苦労した。
で、このカバーを装着したiPhoneXの使い心地だが、とても良い。まるで、ちがうスマホにアップグレードした感さえある。iPhoneX、とても美しいプロダクツではあるのだが、ガラスの面積が大きく(前面も背面もガラスですからね)、手に持つときは緊張感がともなう。ガラスって、やはり「もろい」という先入観があるから。
ユーザーは、そこをなんとかしようとしてiPhoneにカバーを装着するわけだが、このPITAKAのMagcaseは剛性は高く、安心感が高い。そしてアラミド繊維の手触りはしっとりサラサラで手のひらに心地よい。約5000円と高めのカバーだが、あれこれ買い換えるぐらいならこれ買っとけば正解だな、と。
アラミド繊維カバーにNINJA LOOPを自作する
PITAKAのMagcaseにもやはりNINJA LOOPを付けたいので自作してみた。
以前にNINJALOOPを自作した時の記事。もうちょっとかっこよくしたい。
アマゾンでリボンを入手。iPhoneXはレンズの形から、細いリボンがいいので幅6mmをチョイス。
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45メートル巻きなので一生分のNINJALOOP作れる。こいつを適当な長さにカットし、
両面テープでカバーに貼り付ける。
背面から見たようす。リボンと両面テープで数百円、作業時間は10分程度。たったそれだけでほぼスマホを落とさなくなる。
スマホの落下防止ソリューションは、バンカーリング系や、手帳タイプのカバーでポケットに指差しこむ、など様々だが、NINJALOOPが最強ではないか。かさばらないし、低コストだし、無線充電もできる。
自作NINJALOOP、大きなスマホも片手で楽に操作できるのもいい。
指を通す位置が固定されるバンカーリング系と違い、フレキシブルに持つ位置を変えられる。
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▲この記事では黒/グレーを紹介したが、他の色もあり。iPhoneXsなど他のスマホ用もある。
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▲Qiワイヤレス充電に対応したPITAKAの車載ホルダー。磁石でカバー側に内蔵した鉄板と合体する。
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▲リボン一本で10万円するスマホを守れるなら安いもの。