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日記

ブログ始めるならムームードメインで独自ドメイン お名前ドットコムはおすすめできない

ブログは独自ドメインで始めたい。ならば無難に.comにしておきたい。

独自ドメイン取るなら、サービス大手はお名前ドットコムなんだけど、ヘルプやドキュメントやUIがわかりやすいムームードメインをおすすめしたい。

トップレベルドメインはどれがいい? ブログなら無難な.comでいいんじゃない

ドメインとは、インターネットにおける住所。このブログのドメインは、tmrkzr.com だ。

ドメインのうち、「.」(ドット)で区切られたもっとも右の部分を「トップレベルドメイン」という。このブログだと.comがそれ。トップレベルドメインは.comや.netなど、よく目にするメジャーなものから見たことがないようなマイナーなものまで様々ある。このブログも、以前はマイナーなトップレベルドメインを使っていたが、もっともメジャーな.comに切り替えたことは以前にも書いた。

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その後、取得するドメインが増えたのだが、その時に迷うのがトップレベルドメインをどれにするか、だ。

ドメイン取得サービスで試してみると、覚えやすい単純な言葉や、名字などは、.comや.netのようなメジャーなトップレベルドメインではすでに取得できない。ちょっとひねってみても、すでにだめ。空いてない。

マイナーなドメインは見た目が悪い

ではマイナーなドメイン、例えば.xyzや.workではどうか。けっこう空いている。取得費用も数十円だったりする。安い。いいんじゃないか。

しかし。

自分のブログや、事業や会社のウェブサイトを作るなら、ひねりを入れてドメインがちょっと長くなるとしても、.comが無難だ。

.xyzはアフィリエイターがペラサイトの量産に使っているから信頼性が低い、GoogleがフィルターかけてるからSEO的にアレ、という話も流れてくるが、そういうデメリットを差し置くとしても、マイナーなトップレベルドメインの最大の弱点は、見た目が悪いことではないか。

ブラウザには常に、一番上にドメインが表示されていて、トップレベルドメインがいやでも視界に入る。スマホだと特に印象が強い。

▲スマホにおいてトップレベルドメインはとても目立つ

これまで、マイナーからメジャーまで、いろいろなトップレベルドメインを試してみたが、「.」(ドット)の左側の文字はそんなに印象に残らない。ドメインの末尾、つまりトップレベルドメインはとても目立つ。検索流入にせよ、SNS経由にせよ、読者がぱっと見て「怪しい」と感じる要素は排除していきたい。

実際に、他で見たことがない、珍しいトップレベルドメインを使ってブログを作ったこともあったが、怪しさはバツグンだった。この経験から、今後自分で取得する独自ドメインは全部.com、ドットコムに統一することにした。このブログは私の名前をローマ字読みしたときの一部をとってtmrkzr.comに。先日取得した嫁のブログのドメインは、seina7.comとした。

最初の設定を忘れたら毎年980円を支払う理不尽なトラップ

当初、ドメインは「お名前ドットコム」で管理していた。単純に、お名前ドットコムの広告をよく見かけるので、大手なのだろう、ぐらいの理由だ。しかしこれが失敗で、お名前ドットコムは問題が多い。

最大の問題はWHOIS情報の公開代行だろう。ググればこのトラップに引っかかってしまった事例がいくつもヒットする。ドメインの取得時や移管時に、そのドメイン保有者の公開情報を、

  • 実際の保有者のものにするか
  • 取得サービス側のもので代行するか

の設定で、特別な事情でもない限りは自分の情報をネットに晒したくはなく、代行を選択するのだが、お名前ドットコムはデフォルトで「Whois情報公開代行」にチェックが入っておらず、うっかりチェックを入れずにドメインを取得してしまった。

するとお名前ドットコムから後日、ごていねいに「whois情報にあなたの情報が公開されていますよ」という警告がメールで来て、あっしまったと公開代行を設定しようとしたらなんだか

  • 有料だよ
  • 毎年980円かかるよ

と書いてある。いやーこういうの無料でしょ普通は。何かの間違い? としばらく放置してたら、その警告が毎日来て、もはや迷惑メール。で、ちゃんと調べてみたら、最初の設定を忘れたらWHOIS情報の公開代行は本当に毎年980円かかるのだった。

大した金額ではないが、トラップにはめられたようで気分は悪い。ドメインを保有する限り、毎年この気分を味わうのか。その他にもお名前ドットコムはウェブのUIが古臭く、わかりにくく、15年ほど前のインターネット黎明期を引きずってる雰囲気で、トラップが多い。もうこことは縁を切ろうと考え、移管先のドメイン取得サービスを探した。

ドキュメントやヘルプのわかりやすさでムームードメインに移管した

移管先はムームードメインにした。痛い目見たので、今度は各ドメイン取得サービスを綿密に比較した。UIがわかりやすく、ヘルプやドキュメントも充実していたのが、ムームーに決めた理由だ。

細かい話だが、ムームードメインの上位レジストラはお名前ドットコムで、ムームーはお名前のリセラーという立場だ。さらには、お名前ドットコムの運営はGMOインターネット、ムームードメインはGMOペパボで、両社はGMOグループの一員だ。「お名前ドットコム嫌い」としては釈然としないが、ムームードメインに罪はない、と考えてこの問題はよしとした。

では実際にムームードメインでドメインを取得してみよう。

▲ムームードメインのトップ

シンプルでいい。「欲しいドメインを入力」欄に文字を入れてみると検索できる。

▲入力した文字+各トップレベルドメインで空きを表示してくれる

ある言葉のドメインが欲しいが、.comだとなかなか空いていない。ちょっとひねりつつ、空きを探す。かなーりひねって、やっと空きを発見。これで妥協しておくか。

▲WHOIS公開情報は「代理公開する」がデフォルト

ネームサーバはここで設定しておけば話が早い。この後、連携サービスの営業ページへ飛ぶが不要なら「登録せずに次へ」を押そう。

ユーザー情報確認、内容確認を経て、

取得が完了した。

ここまで、UIは全体的にモダンで安心できる。取得後の管理画面は、少し古臭いが、まあ許容範囲だ。

.comドメインをムームードメインで取得すればまず困らない

ということで、

  • ブログや事業の案内で独自ドメイン取得するなら無難な.comでいいんじゃないか
  • そのドメイン取得サービスはムームードメインがおすすめ

というのがこの記事の主旨。ところで移管後のお名前ドットコムからは、

  • ドメインが廃止されますよ(移管をあきらめた放置ドメインがある)
  • 定期的に登録情報を変更してね
  • 更新したらAmazonギフト券がもらえるチャンスだよ

みたいなメールが毎日毎日何通も来て、たちの悪いスパムで、令和の時代にまだこんなことやってる会社があるのか、と感心する。しかも配信停止の方法が、メールに返信するしかなく、返信しても配信が停止される気配がない。どうなってるんだろうこれ。