石川県七尾市の「明治の館」を見学しました。
明治時代の豪邸が現存している
室木家の旧宅です。明治12年着工、同23年に完工。
室木家は江戸時代は庄屋を務め、廻船問屋や酒造業も手掛けました。明治には当主が国会議員になりました。
時国家もそうだけど、こういうのが残っている能登、面白すぎますね。
300円で中を見学できます。
贅沢な用材と名工の技で、和風建築の粋が凝縮されているそうです。七尾市指定有形文化財。
船箪笥。なんだかすごいものがそこら中に展示されています。
けやきの一枚板の戸
この戸板、けやきの一枚板です。直径2メートルの大木でないとこんな材はとれないとか。
仏間。ふすまがカーブを描いた凝った造り。このカーブ、直線の材を曲げたのではなく、大きな材からの削り出しだそうです。
屋敷が広くて、珍しいものがいっぱいです。
孫文からのお礼も展示
室木家は孫文の革命運動を支援していました。1911年、辛亥革命で臨時大総統になった孫文からの、お礼の揮毫だそうです。
どうなってんだこの屋敷……
凝り過ぎ。
庭園もいい感じで。
当時の生活が見えてきそう
こういった生活雑貨、いいですね。当時の暮らしが想像できて。
台所。
井戸です。ここから水を汲んで煮炊きしていたそうです。
風呂。
囲炉裏には火が燃え、
煙が天井や梁をいぶします。これがメンテとなるそう。
この景色、明治から変わってないのか……
外に出ると、となりは民家で、日常が続いているわけです。不思議な気分。