なぜ日記を書くのか。読むとおもしろいから。
でも、つまらない日記もある。おもしろい日記とつまらない日記。その違いがわかってきた。
2000年6月の日記にいつでもアクセスできる
ノートや手帳に書いた文章。MacやiPhoneのあちこちに散らばった文章や、写真など。
それらを、MacおよびiPhoneのアプリ、Day Oneに集めている。
最古の記録は、2000年6月。仕事でドイツのハノーヴァー万博に訪れたときの記録だ。

20年前からの日記が、いつでもMacやiPhoneで見れる。
書くならアウトライナーだが見るのはDay One

Day Oneはライフログを記録するためのアプリ。UIが美しい。過去の記録を読ませる工夫がある。
純粋にテキストを書くだけなら、workflowyのようなアウトライナーが優れている。しかし、読み返さないんだよねアウトライナーって。なぜか。
Day Oneだと読む。UIが美しい。カレンダーや地図でログを表示できたり、過去の今日をまとめて見る機能がある。
日記はすべてDay Oneに集約したい。だから、アウトライナーで書いた日記的なテキストを、わざわざDay Oneにコピペしている。
写真も貼れる。写真アプリやLightroomから、日記として残したい写真をDay Oneにコピペしている。
デジタルなライフログはおもしろくない
Day Oneには「アクティビティフィード」という機能があり、撮った写真や行った場所を自動的に記録してくれる。一見おもしろい機能だけど、ほとんど見ていない。
iPhoneのライフログ的なアプリのスクリーンショットもDay Oneに記録してみた。しかし、見返してもそんなに面白いものでもない。
自己の意思を明文化しないと、記録は面白くないのだろう。だから、iPhoneの写真アプリをさかのぼっても「ふうーん」ぐらいの感想しか出てこない。
Day Oneに写真を貼り付けて、その日に書いたテキストも貼り付けると、とたんにおもしろくなる。だから日記はやめられない。
手書きの日記が最高におもしろい
もっともおもしろいのは、ノートに手で書いた日記の写真。それをDay Oneに貼り付けたもの。これがおもしろい。なぜこんなにおもしろいんだろう。
物理的な紙のノートを手で開いて読めばいいんだけど、ハードルが高い。Day Oneに入ってると、ちょっとした待ち時間に気軽に読める。
ここで、日記のおもしろさの順番を整理してみると、
- 手書きの文章
- デジタルの文章
- 写真
- 自動的に作成されるログ
- スクリーンショットなど
となる。日記として価値があるのは3までだ。
いっぽう、アクセスのしやすさはDay Oneだ。
これに気づいてからは、日記を手で書くようにした。それを撮影してDay Oneに貼り付けている。
ストックするほどおもしろい
日記がおもしろいとはいっても、ある程度はストックがないと実感できない。3日分の日記を読み返してもそんなにおもしろくはない。
書いたことを完全に忘れたころに読むのがいい。だから数ヶ月分はストックがいる。
そのストックが増えれば増えるほどいい。Day Oneで「この日」で、生まれてから今日まで、48年分の8月4日の日記が表示されたら最高におもしろい。
それはもう不可能だけど、Macの中にはまだあちこちに過去の記録が残っているから、ぼちぼちDay Oneに集約させたい。
紙焼きの古い写真も、デジタル化してDay Oneに記録したい。
すべては、おもしろい日記を作るため。