「北斗の拳」の悪党たちに学ぶ まじめで臆病な人が楽しく生きる7つの方法

あたたた! 北斗既読拳!

おまえはもう、……読んでいる!

20代の若者が今観て楽しめるのかという不安

最も影響受けた漫画というと「北斗の拳」。はじめて少年ジャンプで読んだときの衝撃ったら。

あれから35年ぐらいたった。

最近、アマゾンプライムで妻とアニメ版を見返している。

週刊連載の漫画をアニメにすると冗長になってしまうのは仕方ないとして、音楽や声優がハイレベルでおどろく。

作画は不安定で、上手くなったり下手になったり。最も盛り上がるサウザーとの決戦のあたりですっごい下手な作画の回が来たりするんだけど、それも含めて楽しもう。

妻は26歳で、こんなに古くさくて狂ってる作品を受け入れてくれるんだろうかと心配だったが、

「わしがトイレを掃除してこよう」

「うぬは皿を洗っておれ」

とか言うので、確実に影響は受けているようだ。

悪党の生き様に惹かれる

アラフィフとなって改めてアニメを見返すと、なぜか悪党たちの生き様に惹かれた。モヒカンに斧とかボウガンで武装し、ヒャッハーして、ケンシロウに成敗される人たち。

昔は拳王様とかジュウザに憧れたものだけど。北斗や南斗の男たちは、背負ったものが重すぎ。いつも難しい顔。

しかし、悪党たちはいつもイキイキで元気ハツラツ。

核戦争で荒廃してしまった世の中なのに、なぜいつもあんなに楽しそうなんだろう? その生き方を、北斗七星にちなんで、7つのポイントにまとめてみた。

荒廃した残酷な世界でも楽しく生きる七つの方法

その一 やりたいことをやっている

これに尽きる。あの人たち、いつもやりたいことやってる。

笑い声をあげ、一直線に突っ走る。楽しそう。

みんな知ってる「ありときりぎりす」の童話。「あり」であることを周囲から強要されていないか。つらいことをがまんしたあとに、幸せがある、ってやつ。

「やりたいことやったらだめ」という変な罪悪感さえある。自分で自分にかけてるそのブレーキを放して、今この瞬間、やりたいことに全力を注ぎ込もう。モヒカンたちのように。

当然だが「お年寄りが大切にしている種もみを略奪する」という非合法なことはダメだ。

その二 仲間と力を合わせている

ひとりで頑張るより、チームを組んだほうが可能性が広がる。

ジャッカル編。ジャッカルは自分のチームを作り、生きづらい世界を巧みに生き抜く。右腕的存在のフォックスが、補佐としていい仕事をする。

ひとりでなく、皆で協力するという生き方。ケンシロウのようなスーパーマンはひとりでなんでもできるが、普通の人はすぐに限界がくる。

みんなだれかの世話になってて、だれかを世話している。仲間や家族と力を合わせよう。

その三 根拠がないのに自信だけはある

悪党たちは、なんの根拠もないのに自信がたっぷり。

作品を通して一番の自信家、アミバ。

「おれは天才だ」「凡人が天才に勝てるか」

という有名なセリフが、その自信のほどをあらわしている。根拠どこだよ。

しかし「根拠がない強烈な自信」は、ものごとを推し進める大きなエネルギーとなる。

だれだってはじめは自信なんてない。

やれるかどうかわからない大きなことに取り組むとき、「オレならできるはずだ」という自信がなければ、やり通すことなんてできない。

なんのコネもなく、独学で、一子相伝であるはずの北斗神拳を、ちょっとだけマネできたのも「おれは天才だからできるはず」という根拠のない自信が、アミバにあったからではないか。

その四 ストイックでありながらそれを感じさせない明るさがある

悪党たちはみんなマッチョ。

「悪党だから不摂生な生活をしてるんだろうな」という先入観があるが、みんな裏ではストイックにカラダ作りをしているはず。

しかし、表ではそれをみじんも感じさせない。「おれストイックだから」と顔に書いてあるようだと、息苦しい。

裏ではまじめにストイックに生きる。しかし周囲にはそれを感じさせず、明るくバカになって生きる。こういった生きかた、ホントに見習いたい。

その五 声が大きい

「ヒヤッハー!」(会ったときのあいさつ)

「ケ、ケンシロウ!」(相手の名前を呼ぶとき)

「おぼえてやがれ!」(わかれのあいさつ)

悪党たちは、いつも声が大きい。

生きる姿勢は、声に出るっていうじゃない? 小さい声でぼそぼそしゃべると、言いたいことが伝わらない。

はっきりと、大きな声でしゃべりたい。

でも、奇声はほどほどに。

その六 身だしなみに気をつかっている

悪党たちの髪型は、モヒカンだ。「モヒカン」というと、髪型でなく悪い人そのものを指すこともある。

悪党の代名詞、モヒカン。維持するにはとても手間がかかる。

映画「マッドマックス2」で、ヴァーノン・ウェルズが仲間に頭を剃らせているシーンがある。毎朝、あれをやる。やらないと、キレイなモヒカンを維持できないから。

それほどの手間をかけて、身だしなみに気をつかっている。

また、拳王や聖帝の直属軍は軍装が統一されているけど、その他の悪党たちはそれぞれが自前で衣装や武装を整えている。

どれも個性的で、「悪党だ!」というのが一目瞭然。

髪型と装いで、己の生きざまとアイデンティティを体現していて、これも見習いたいポイント。

その七 実はけっこう頭もつかっている

マッチョでアホウな悪党たち。実はけっこう頭もキレる。

おのれの宿星として「美と知略の星」を持つユダ。作中で最も頭がきれる悪党だ。そもそも、ほんとは「妖星」なのに、それを「美と知略の星」と言い換えて印象操作をはかるあたり、かなりの策士。

しかし「妖星」というちょっとネガティブな感じの運命に生まれてしまったことを前向きにとらえ、自分を信じて走り抜けたその生きざまに心を打たれる。

最期は好きな相手の胸の中で死ぬことができ、本望だったのでは。

ジャッカルも、頭がキレる。「神をもあざむく」と自称するほどの策略家。強い相手と戦うリスクを冒さない。

組織のトップともなると、さまざまな策をめぐらすことも必要となる。水不足の世界で、真っ昼間から風呂につかるほどのぜいたくをしていたから、その組織運営はうまくいっていたはず。

ケンシロウがくるまでは。

根拠のない自信持って大きな声出してやりたいことやっていこう

まじめで頭がかたくて、いつも周囲の視線にびくびくして、やりたいことをやれずにがまんする。

そんなふうに、生きてこなかったか。

「北斗の拳」の悪党たち、楽しそうじゃない? どうすれば彼らのように楽しく生きれるんだろう?

ふりかえってみよう。

  1. やりたいことを全力でやる
  2. 仲間と協力する
  3. 根拠がない自信を持つ
  4. ストイックな努力を重ねながらそれを表に出さない
  5. 大きな声でしゃべる
  6. 身だしなみに気をつかう
  7. 頭もつかう

という7つ方法で、自由にのびのびできるかも。

▲北斗の拳のスピンオフ、イチゴ味。原哲夫先生の絵はずいぶん変わったが、あえてジャンプが熱かった80年代の絵柄をコピーして大ヒット。あのころの熱い筆跡に目頭が熱い。

▲こんなんあるのか!

初出2015-09-30

この記事を書いた人

カズナリ

カズナリ

雑記ブログ「カズログ」の中の人。1971年生まれ。180cm80kg。ブロガー/ひとり社長。ツイッターで捕まえた年が半分の嫁が自慢。好きなことは家族/会社経営/作文/筋トレ/写真/ノート術。