kzlog

日記

レクサスのラウンジでごろごろしたいと彼女はつぶやいた

GS450hの修理ができたとディーラーから連絡があった。代車のRX450hを出した。給油してディーラーへ走らせた。助手席の妻が「わしはあのラウンジでゴロゴロしたいんやが」と言った。彼女はなぜこんな言葉づかいなのだろう。大阪弁がうつってしまったのは私のせいだ。しかし私は「わし」という一人称は使わない。

レクサスのディーラーの中には、特別なラウンジのようなエリアがあった。何かの条件を満たすと、あそこには入れるんだろう。きけば教えてくれそうだ。きくのはいやだ。「どうやったらあそこでくつろげるん」と彼女はつぶやいた。

ディーラーには右折で入りにくい。いったん通りすぎた。パチンコ屋の駐車場に左折して入り、出て、車が途切れたタイミングで右折した。少し戻って、ディーラーに入った。代車から降りた。

明るい商談エリアに案内された。営業マンと営業ウーマンは丁寧な接客だった。ラウンジが見えた。照明はアンダーだ。調度品は贅沢そうだ。高級ホテルのようだ。GS450hの修理箇所を確認するため外に出た。再び室内に案内された。お好きなだけ休憩をどうぞ。ではもう少し。そろそろ帰ろうか。妻は座ったままスマホを眺めている。トイレに行ってくるよ。

トイレを出た。妻はさっきと同じ姿勢だった。真剣な表情でスマホを見つめていた。私に気づいていない。声をかけようか。近づいたらスマホの画面が見えた。「オーナーだけの特別なくつろぎ空間 レクサス オーナーズラウンジ……」

彼女は私に気づいて立ち上がった。レクサスのオーナーやったらラウンジ入れるんちゃうんか。彼女は私にスマホを見せた。キミそんなにあそこに入りたいんか。たぶんここで買わないといけないんだよ。店内に並んでいる4台の認定中古車はみな500万円前後だった。

▼関連記事 tmrkzr.com

アイキャッチは妻。α7IVとAPO-LANTHAR 50mm F2 で。