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日記

お金持ちになるハックを見つけたけどラクじゃない

作家の橘玲さんは預言者じゃないだろうか。すごく優秀で儲けてる知人が、ドラッカーを「現代の預言者だよ」と言っていたのを記憶してるんだけど、ドラッカーって難解で。「プロフェッショナルの条件」は5分の1ぐらいはなんとか理解できた、かも。マネジメント? そんな本もあったなあ。

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脱線した。橘玲さんの本。「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」は2002年に出たんだけど、改訂を重ねて2017年の新版が今のところ最新。

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2002年って、もう20年前。そのころから、

人生を経済的側面から考えるならば、それは売上と支出を管理し、利益を最大化する一種のゲームです。マイクロ法人によって「人格」を分離することは、このゲームを有利に進めるための基本戦略なのです。

「新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ」から

というコンセプトは変わっていない。

「マイクロ法人」とはひとり社長の会社のこと。今でこそ、フリーランス、ひとり社長という生き方を選ぶ人は相当に増えた感があるけど、20年前にすでにそのメリットを述べていたわけで、すごいことだよなあ。

氏の思想は「システムに従うのではなくハックしようぜ」だ。国家は国民を管理するためにシステムを整備する。でもすべてを網羅できない。必ず「抜け穴」ができてしまう。「自然人」の集団である株式会社に「法人」という人格を付与するシステムもそう。「法人」を集団でなく個人で利用するハック。すると、不思議なことが起こる。普通にサラリーマンしてたら節税なんてほぼできないけど、法人を使うことで節税の自由度が上がる。有利に融資を利用できる。他にもメリットがたくさん。

橘玲さんは、マイクロ法人についてさらに詳細に解説した本「貧乏はお金持ち」で、これは自己啓発じゃないよ、と述べている。

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頑張って成功しよう、というのが自己啓発だ。しかし多数が成功を目指して頑張れば、少数の成功者と多数の失敗者が発生する。必ずそうなる。全員が成功することはできない。つまり「頑張ってもできない」問題だ。7つの習慣が好きな私には耳が痛い話だけど。

マイクロ法人の利用はあくまで「ハック」だ。ノウハウがあれば誰にでもできる。だから自己啓発ではないんだよ。氏はそう述べる。

確かにマイクロ法人の利用は誰にでもできるだろう。「商売」があれば。そこが問題。そもそも、節税しなきゃならないほどに利益を上げるには、やっぱり頑張らなくちゃならない。そして、商売なんだからやっぱり勝者と敗者が発生する。

ここで最初のドラッカーにつながる。「プロフェッショナルの条件」で述べられるように、仕事に真正面から取り組み、たえず成長し、成果を上げる。誰も見てなくても神は見ている、という覚悟で。そうでなければ、利益は出ない。つまりは、マイクロ法人を利用してリッチになるハックもまた、イバラの道だ。

でも、格差社会で「惜しみなく搾取され」(橘玲さんがサラリーマンを指して表現した言葉)ながら生きるよりは、よほど楽しい。

アイキャッチは、千葉県某所の尋常小学校校舎。iPhone13 Pro Max で。