スキンヘッド歴20年になった。頭を丸めるにはいろいろな道具があって、どれもメリットデメリットがある。それをまとめてみよう。
まずバリカンで髪を短くする
はじめてスキンヘッドにするときは、バリカンが必要だ。毛は短くしないと、剃れない。
頭髪が薄くなってきて、いずれはスキンヘッドに挑戦したいけど、いきなりやるのは抵抗がある、というときも、バリカンで五厘刈りからチャレンジしてみるのがいい。
WFH(ワーク・フロム・ホーム)の普及で、毎朝のグルーミングがつい手抜きになってしまうのだが、数日伸ばしてしまった頭髪を改めて剃るときにも、バリカンで短くしてからのほうが効率がいい。
アマゾンでバリカンを検索すると、安価な中国製が多数ヒットするけど、どうなんだろう。
スマホみたいな半導体なら中国製もいいが、刃が肌に触れてモーターが回転するような機械は、まだ日本製にアドバンテージがあるんじゃないか。
手軽に剃れる電気シェーバー
大多数の社会人男性は電気シェーバーを使っていると思うのだが、それで頭髪を剃っても問題はない。
スキンヘッドに適した電気シェーバーについては、こちらにまとめたが、フィリップスの9000シリーズの自動洗浄機付きがベストだ。
コロナ禍以前、営業に出かけることが多かったときは、電気シェーバーで毎朝剃っていた。何しろ手軽だ。スイッチ入れるだけで剃ることができる。
目詰まりしやすいT字カミソリ
安い使い捨てから、高価な5枚刃まであるが、基本的な使い方は同じだ。
肌を温める、ジェルやソープを使うなど、きちんと手間をかければケガしにくく、それなりに深剃りもできる。
ヒゲくず、石けんくず、皮膚を削ったくずが、刃と刃の間に詰まりやすいのがデメリットだ。後頭部から頭頂部にかけては一度に広い面積を剃れるのだが、それだけにすぐに詰まってしまう。
高コストなのもデメリット。替え刃が高い。
両刃ホルダーは最も手間がかかるが
T字カミソリと同じような形状だが、使い心地はかなり異なる。
ワイヤーなどのガード無しに、刃が直接肌に当たるから使うときはそれなりに緊張する。出血することもある。
蒸しタオルで肌を温める、ソープを泡だてて塗る、順剃りからはじめて逆反りで仕上げる、剃ったら化粧水でメンテする、といった工程が必要だ。そういった一連の儀式を「クラシックシェービング」という。
クラシックシェービングは手間ではあるが、電気シェーバーにはない楽しみでもある。自己のメンテに集中する時間は豊かだ。
ていねいに剃ると、肌が柔らかくすべすべになることにびっくりするだろう。
自分の肌や髪やヒゲの状態に敏感になれる、というメリットもある。すると、電気シェーバーの使い方までうまくなる。
忙しい朝は電気シェーバー 休日は両刃ホルダーがおすすめ
頭髪を剃るには、まず短くしなければならないから、バリカンが必要だ。
ヒゲを剃るための電気シェーバーでスキンヘッドにしてしまっても問題ない。手軽だから、仕事に出かける朝はこれがいい。
T字カミソリは目詰まりしやすく、高コストなのでおすすめできない。
両刃ホルダーによるクラシックシェービングは、手間はかかるが男の楽しみだ。ほほもあごも柔らかくすべすべになる。肌や毛の状態に敏感になるので、電気シェーバーの使い方まで上手くなる。
忙しい日は電気シェーバーで、休日は両刃ホルダーでスキンヘッドにしてヒゲを剃るのがおすすめだ。