我が家のキッチンには、木のまな板が2枚ある。大工さんである、妻のおじが作ってくれた。プロによるカスタムメイドの逸品だ。
しかし長年の使用で傷と黒ずみがあるから、定期的に磨いている。
木のまな板はいいぞ

たまの外食以外は、口にするものは自分で調理する。すると、まな板は1日に何度も使う。
以前はプラスチックのまな板を使っていた。
結婚して、妻が愛用してきた木のまな板を使ってみると、おどろいた。包丁の使い心地が、ここまでよくなるのか。
木が包丁を柔らかく受け止めるからか、手が疲れにくい。切れ味が長持ちする。
カビと傷をどうしよう

しかし利点ばかりではない。
使う回数が多いから、傷が増える。木が水分を含み、カビのせいで黒ずむ。
なので、定期的に紙やすりで磨いている。

重労働。そして、労力の割に報われない。白っぽくはなるが、根深いカビは紙やすり程度では落ちない。

鉋(かんな)で削ってみよう
紙やすりでない、いい道具はないのかな。調べてみたら、まな板削りという製品がある。
しかしレビューによれば、ちょっと強力な紙やすり程度のものらしい。カビを落とすほどの威力はない。
いっそのこと、鉋(かんな)をかけたらどうか。調べてみたら、自宅でのまな板のメンテは、鉋がいちばんよさそうだ。
近いうちに鉋を買ってみる。
非効率を楽しむ
木のまな板を手入れする。非効率じゃない? プラスチックのものを定期的に買い換えるのが効率いいんだろう。
しかし、効率ってなんなのか?
まな板を磨く。
包丁を研ぐ。
鉄のフライパンに油を塗りこむ。
ぜんぶ、好きでやっていること。道具の手入れは趣味なので。