文具屋に、新しいフリクションのノック式ボールペン「フリクションポイントノック04」があったので試し書きしてみたら、これまでのフリクションの弱点をすべてつぶして最強の消せるボールペンとなっていたので即座に購入して使い始めた。
ここでは、従来のフリクションボールノックとフリクションポイントノック04を比較し、どこか生まれ変わったのかチェックしてみよう。
一見これまでと同じだが 実は生まれ変わったポイントノックの軸
フリクションポイントノック04は2019秋発売の新製品。
これまでのノック式のフリクションは、「フリクションボールノック」という名前。
フリクションシリーズは膨大な製品数で、名前も似ていて、何が何だかわからない。
ここでは、新製品を「ポイントノック」、旧製品を「ボールノック」とだけ覚えておこう。
▲上からボール05、ポイント04、ボール07
ポイントノックの軸のデザインは、一見ボールノックと同じに見えるが、実はリニューアルされている。軸はボールの11ミリから0.5ミリ細く、10.5ミリへ。たった0.5ミリの違いだが、持ってみるとボールとポイントはまったく別のペンだ。
ペン先とクリップは金属製に。全体的に、スマートに洗練された印象だ。
ボールはノック式の消せるボールペンとして大ヒットしたから、そのイメージを引き継ぎつつ、リニューアルしたのだろう。
「シナジーチップ」でフリクションなのに極細で濃い筆跡
「ポイント」と「ボール」の最大の違いはペン先だ。
パイロットの技術「シナジーチップ」により極細かつ滑らかで濃い筆跡を実現したという。
シナジーチップといえば、私的最強の極細ゲルボールペンである「ジュースアップ」と同じだ。
フリクションは、インクが薄く、筆跡が滲みやすい気がするので、これまで避けていた。
「書いた筆跡を消せる」というのは大きな特徴だが、書きにくくては意味がない。
しかし、ポイントノックは良い意味でフリクションぽくない書き味。ジュースアップと同じペン先を採用し、これまでのフリクションの弱点を潰し、最強の消せるボールペンとなった感がある。
▲ボールノックとポイントノックのペン先比較
▲リフィルを比較
ボールノック05とポイントノック04の違いは、数字ではたった0.1ミリだが、シナジーチップによる書き味向上と、インク流量の増大で、体感的にはそれ以上だ。
というわけで、フリクションポイントノックが現在最もお気に入りペンに。
消せるって便利……