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日記

ミラーレスカメラのピント合わせはこれでいいの? マニュアルを読んで要点をまとめてみた

α7IIをつかっています。最近のカメラはよくできていて、ピントを外すということがあんまりない。

たまにピントが合わなかったり、ねらったところと違うところに合ってしまう、ということもあるけど。

ねらったところにピントを合わせるには、いくつかの方法があるようなんだけど、ひょっとしたらもっと良いピントの合わせ方があるのかも!?

ということで、まずは基本のマニュアルを読んで要点をまとめてみた。

ミラーレスカメラのピントの合わせ方

α7IIなどのミラーレスカメラでは、ピント合わせをカメラにやってもらうか、自分でやるかを選ぶことができます。

カメラがピントを合わせるのがオートフォーカス。「AF」と略される。

自分でピントを合わせるのがマニュアルフォーカス。「MF」と略される。

マニュアルフォーカス専用レンズではオートフォーカスできない

ピント合わせの方法は自分で選ぶ、と書いたが、オートフォーカスできない、マニュアルフォーカス専用のレンズもある。

中古で売ってる古いレンズとか。

現在作られてる新しいレンズでも、あえてオートフォーカスの仕組みを除いたレンズもありますね。

オートフォーカスには「シングルオートフォーカス」と「コンティニュアスオートフォーカス」がある

カメラがピントを合わせてくれるオートフォーカスには、2種類ある。

シャッターを半押しすると、一度だけピントを合わせる「シングルオートフォーカス」。

シャッターを半押ししている間は連続してピントを合わせ続ける「コンティニュアスオートフォーカス」。

「ワンショットAF」と「シングルAFサーボ」と「シングルAF」は同じ意味

ところで、カメラってメーカーによって用語が統一されていない。

そのせいか、今持ってるカメラと違うメーカーのカメラを買ってきてマニュアル読むと、意味がわからず理解できなかったり。

たとえば「ピント合わせの方法をシングルオートフォーカスにする」という動作を、各カメラメーカーの用語で表すと、以下のようになる。

  • キヤノン「AF動作をワンショットAFに」
  • ニコン「フォーカスモードをシングルAFサーボに」
  • ソニー「フォーカスモードをシングルAFに」
  • ペンタックス「フォーカスモードをシングルモードに」

これ全部同じ意味ですからね……

実際には「シングルAFサーボ(AF-S)」などと表記されているので「シングルAFサーボってシングルオートフォーカスのことなんだな」と読み替えることができるものの、脳の負担が増し、マニュアルが読みづらくなることは確か。

また、ペンタックスの場合は「AF-S」「AF-C」でなくて「AF.S」「AF.C」という表記なので、メーカー間で略称の表記が統一されている、ということでもなさそう。

動かないものを撮影するシングルオートフォーカス ポートレートは動かない?

シングルオートフォーカスは、シャッターを半押しするとカメラがピントを合わせ、半押しを続けているあいだはそこでピントを固定する。

ピントを固定してしまうから、シングルオートフォーカスは動いてる被写体には向かない。

では、動いてる、動いてないの境界線はどこなんだろう?

初心者向けの教本なんかだと、風景やブツ撮りやポートレートなどは動かないからシングルオートフォーカスで、と書いてることが多い。

風景やブツは動かないというのはわかる。しかし、ポートレートってけっこう被写体は動いてるんだよね。

まばたきして、笑いしゃべって、前後左右にぶれて。

現像ショップのおっちゃんに教えてもらったフォーカスロック

もう20年ぐらいまえ、仕事で銀塩フィルムカメラをつかっていたとき、撮った写真がことごとくピンボケで、現像屋のおっちゃんにうまい撮影方法はないのかと質問したら「フォーカスロック」という技を教えてくれた。

ファインダーの真ん中に被写体を置き、シングルオートフォーカスでピントを合わせて、シャッター半押しのままカメラを振って構図を決め撮影する、という方法。

カメラ買ってマニュアル読んだら最初の方にだいたい載ってるので、写真の基礎だと思う。

ポートレートでは構図決めてからシャッター半押ししたい

フォーカスロックを知ってから、ピンボケは減ったが、E-M1やα7IIでポートレートを撮影するようになってから、フォーカスロックの弱点にも気づいた。

ピントを合わせてから構図を探っているうちに被写体が動いてピンボケする。

あるいはカメラだけを振ってるつもりが撮影者も動いてピンボケする。

距離が近いとコサイン誤差もあるかも。

先に構図を決めてからピントを合わせることはできないのか。……と思いつつマニュアル読んでたら、α7IIの「顔検出」や「瞳AF」でそれができそうで、実用性を検証してるところ。

先に構図決めてからシャッター半押しで、瞳にピントが来てる写真がバシバシ撮れるなら、とてもラクになる。

コンティニュアスオートフォーカスとロックオンオートフォーカスの違い

シャッター半押しの最中は連続してピントを合わせ続けるコンティニュアスオートフォーカス。

実はほとんど使ってない。動く被写体を追う機能って、高級機でない限りは実用的ではないだろう、という先入観もあって。

でもひょっとしたらα7IIレベルでもけっこうつかえるかも? ある程度つかえるレベルだったら今まで考えもしなかった撮影ができるかも? という期待があるので、近いうちに検証してみたい。

それから、このテキスト書きつつ、マニュアル読んでカメラいじりながら理解できたのが、コンティニュアスオートフォーカスとロックオンオートフォーカスの違い。

コンティニュアスオートフォーカスは、フォーカスエリアでピントが合った被写体に、ピントを合わせ続ける機能。被写体がフォーカスエリアから外れたら、ピントは合わなくなる。

ロックオンオートフォーカスは、ピントが合った被写体に追尾して、フォーカスエリアが動く機能。

コンティニュアスとロックオン、初心者にはマニュアル読んだ限りでは違いがよくわからない。あっさりしすぎなのよねマニュアル……

フォーカスモードが整理できたらまたわからないことが出てきた

α7IIのマニュアル、総じてわかりづらいなという印象だが、これはもうカメラをいじりながらあれこれやってみるしかない。

今回はα7IIのピントの合わせ方、つまりフォーカスモードについて調べてわかったことをあれこれ書いてみて、ある程度は整理できた。

すると、なにがよくわかっていないかも浮き上がってくる。

よくわからないこと。それは、フォーカスモードとも深く関わっている「フォーカスエリア」。

次はフォーカスエリアについて調べてみるか……