ゴールデンカムイの最終話を読んだ。五稜郭に行きたくなった。
土方歳三資料館にも行きたい。
5月15日まで、和泉守兼定が展示中。現存してるんだねこの刀。
ゴールデンカムイ、土方歳三がカッコよすぎた。本作に限らず、小説やマンガに出てくる土方は、みなカッコいい。
はじめて土方歳三という人を知ったのは、1986年のテレビドラマ「白虎隊」だったかな。近藤正臣が土方を演じていた。宮古湾海戦が印象深い。奇襲で敵艦に切り込み艦を奪う、という作戦で、当時中学生の私でさえマンガみたいだと思ってたら史実でびっくりした。
10代後半には司馬遼太郎の幕末ものにはまり「燃えよ剣」を何度も読み返した。
修羅の刻にも土方は登場したっけ。
ドリフターズにも出てた。
土方歳三を扱った創作で出色なのは「逆賊土方歳三」だ。
まずタイトルがいい。「賊軍」ですよカッコいい。
土方が髷を切って洋装に身を包むところから始まるのがいい。洋装の軍服をあれだけカッコよく着こなせるのは土方しかいない。土方が洋装に着替えたとき、ちょんまげに刀の時代劇は終わり、断髪と銃と洋式軍服の近代劇が始まる。
「ゴールデンカムイ」でももちろん土方はかっこいい。兼定を強奪するシーンでは唸り声をあげてしまった。ウィンチェスター銃をジャギンと回して装弾するさまが何度も描かれて、とてもいい。主人公でさえ、ここまでカッコよくは描かれない。