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日記

首の骨の形がカッコいい

病院に行った。軽い事故でも後からダメージ来ることあるから診断はしておけ、と知人にアドバイスをもらったから。そういえばなんだか首が回りにくい気がする。左肘にも違和感がある。すぐに病院に行かなくては。

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午後遅めの病院は人がまばらだった。朝一番に来ると高齢者で混雑してて、90分待って診察は5分で終わりだったりするのに。これからは午後だな。

ほとんど待たず、診察室へ。ドクターは私を見て「ガタイがいいですね」とびっくりした。「はい」とだけ返事した。憂鬱だった。骨系の病院に来ると、ドクターはみな私の身体におどろく。整形外科で頭蓋骨をほめられたこともある。ある歯科医は、歯茎の内側の骨が異常に隆起している、こんなのはみたことない、と絶句していた。そういうのはいいから早く治療しろ。

症状を伝えた。放射線科に案内された。患者の姿勢や骨の角度に美意識を持ってるんだろうな、という技師に何枚かレントゲン写真を撮られた。さっきの部屋に戻った。骨に異常は無いです。軽いねんざでしょう。肘のほうは骨の細いところを通っている筋肉のすきまに神経がはさまって刺激されてるんですよ。

それから、と医師は続けた。これは事故とは関係ないんですけど首の骨を痛めてますよ。格闘技やってるんですか。昔ラグビーをちょっとだけやってました。はあそれですね。

レントゲン写真を見ると、頚椎の骨がひとつ、変形している。上下の他の骨よりトゲトゲした形で、ちょっとカッコいい。痛めてるんじゃなくて、強化されてるんじゃないのかオレの首は。まあ、ちょっと変形してるだけで支障はないはずですよ。はいそうですか。

診察室を出て、会計窓口へ向かった。空いていた。待ち時間はなかった。保険会社が負担してくれた。支払いはなかった。先日のリフォーム工事で発生したガス工事の料金を支払いたかった。銀行の窓口は閉まっている時刻だった。スーパーでトイレットペーパーとティッシュを買い、家に帰った。