出張で大洗を訪れた。
ならば、国内最大級の水族館という「アクアワールド大洗」を見ないわけにはいくまい。
アクアワールド大洗はどこにあるのか
正式名称は「アクアワールド茨城県大洗水族館」。住所は茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8252-3。
では行きますか! 行かれますか!
ウミガメ クラゲ 謎の超生物 命の神秘を感じる
3歳の子亀が必死に泳いでおり、入場していきなり立ち止まってボケーッと見入ってしまう。
ウミガメというのも、相当に不思議な生物ですよね……
嫁。
私。
クラゲのように生きたい。
リュウグウノツカイ。美しい。生きて泳いでいる様はどれほど美しいだろうか。
アンコウ氏。水槽の横で捕食シーンと産卵シーンの解説動画が流れているのだが、あまりに不思議なので頭を抱えてしまう。
アクアワールド大洗で最大級に謎な生物、サンゴノフトヒモ。イソギンチャクを食べる。
水槽横に捕食シーンの動画があるが、衝撃。生物とは。生きるとは。
右のフサフサは別の生物。
アンコウの一種。
ここまでが深海ゾーンと、大陸棚の生物コーナー。次はエスカレーターで上に登るのだが、頭上に泳ぐ生物を見ておどろいた。
サメの海に心を奪われる
サメ。明らかに話が通じない顔してる。
まあ魚全般に話は通じないんだけど。サメは特に。
アクアワールド大洗はサメの展示に力を入れていると聞いてはいたが、これほど強烈でインパクトがあるとは。
何時間でも水槽の前でボーッとしていられる。
けっこうな時間、サメの海の前で立ち尽くし、もうええやろうと向かい側のマンボウ水槽に移動したが、
いやまだ観たりない、とサメに戻る。
遠足の子供たちもサメの前でテンションマックス。
ちなみに、アクアワールド大洗は遠足の招致に力を入れいてるらしく、この日も多数の子供が訪れ館内はにぎやかだった。
館内を全部見回ったあとに、またサメの前に戻ってきたほど。
サメって、間近で見ると皮膚の質感が「魚」ではないんだよな。
これ書くために写真見てたら、また大洗に行きたくなってきた。
サメとサメ撮影おじさん。
この水族館、サメに惹かれるリピーターが多いらしいが、その気持ちもわかる。
ゴマフアザラシに心を癒される
ゴマフアザラシの食事ショーが始まる。泳ぎまくるやつら。
鼻の穴が閉じ、
開く。自在のようだ。
ザバーッと上陸。しかしラン氏、目が悪いのか魚の場所がわかっていない。
ブブ氏はバクバクといく。ラン氏は誘導された。
食後。水中にただようラン氏。白内障かな。でも水中では壁にもブブにもまったくぶつからない。
不思議な海の生物たちに勇気をもらう
緊張感のあるサメから一転し、マンガっぽい世界。しかし彼らもまた生き抜くために進化した。
サメとは全くベクトルが異なり、ダンゴウオの動きはコントにしか見えないが。
これ地上。ヒレが腕のようになったハゼがぴょんぴょん跳ねている。
最初に水中から陸地へ飛び出したハゼの先祖は、干からびて死んでしまっただろう。その後も、陸地でぴょんぴょんできるようになるまで、無数のハゼの先祖が陸地に飛び出し、死んだはずだ。
しかし、小魚がどれほど死んでも、この世界にはさして影響はない。
サメ。
ゴマフアザラシ。
サンゴノフトヒモ。
いろいろな生き物が生まれても、死んでも、世界にそんなに影響はない。
人間だって同じ。私やあなたの生死に、特別な意味はない。
しかし、人間はハゼのようにシンプルではない。生まれてきた意味を探ろうとしてしまう。意味がないと怖いから。だから神を創り、宗教を作り、宿命とか前世とかややこしいものを考え出した。
水族館で、奇妙な生命を見ると、シンプルになれる。私の命の価値は、ハゼと同じくらい。神も宿命もない。生きて死ぬだけ。
ただそれだけ。
ただ生きている彼らを目の当たりにすると、シンプルになれて、勇気が湧いてくるから、水族館が好きなのかもしれない。